久元 喜造ブログ

ワクチン大規模接種会場の設置


コロナ禍を最終的に収束させるために期待されているのが、ワクチン接種です。
スピード感をもって進める必要があります。
国は、東京と大阪に大規模な接種会場を設置することとし、きょうからネットでの受付も始まりました。
この会場で接種を受けられるのは、関西では当面、大阪市民だけです。
国を挙げての取り組みですから、大阪での接種はどんどん進んでいくことでしょう。
ほかの大都市との格差は広がります。
そこで指定都市市長会は、ほかの大都市でも国による大規模接種会場を設置していただくよう国にお願いしてきましたが、難しいとの返答でした。

国の大規模接を担うのは、自衛隊のみなさんです。
国を守るという本来の任務に加えて、ワクチン接種という新しい任務を担われることになり、ご苦労は大きいことでしょう。
人員に限界がある以上、東京、大阪以外での対応が無理であることは理解できます。
同時に、大阪近辺の自治体が手をこまねいているわけにはいきません。
そこで神戸市は、大阪の規模には及ばないものの、独自の接種会場を開設することにしました。
歯科医師会の全面的なご協力いただき、ハーバーランドで、大阪での接種開始の翌日、5月25日に接種をスタートすることにしました。
当面は、1日、1000人程度からスタートし、最大、2000人規模の接種体制を構築します。
すでに神戸市では、市内12か所の集団接種会場、約800か所の個別接種会場を用意しており、ハーバーランドでの大規模接種会場の開設により、大幅に接種体制は強化されます。
7月中のシニア世代の接種完了が視野に入りました。
大阪に遅れることがないよう、火の玉となってワクチン接種を進めます。