久元 喜造ブログ

市電、そして、LRTへ。

市電の勇姿は、懐かしいですね。
神戸電気鉄道市街電車の第1号は、明治43年4月、春日野-兵庫駅前間で走り始めました。大正6年には神戸市営となり、次々と路線は延長され、全盛期には最長35.6㎞の路線網を誇りました。
グリーンとクリームのツートンカラーを採用し、この色は現在の神戸市営地下鉄に引き継がれています。

木造車両が主流の時代に、鋼製車などの先進技術を導入、進行方向に向かって2人掛けになったロマンスカーや、女子車掌を採用するなど、神戸市電は、市内外から「東洋一の市電」とたたえられたと言います。

「神戸まつり」の前身、「みなとまつり」では、電飾を施した花電車が神戸市内を走っていました。私は、湊川公園の入り口に陣取って、花電車が通るのを見学しました。多くの沿道住民が押し寄せ、熱気に包まれていたのを思い起こします。

ピーク時には一日40万人を超える乗客を運んでいましたが、車社会の浸透に伴い利用者の数が減り、昭和46年に全線が廃止されました。
現在、路面電車は、CO2排出の少ない交通機関として注目され、全国でも路面電車の見直しの気運が高まっています。
あちこちで、LRTの人気が高まっています。神戸でもLRTを導入することは出来ないでしょうか?

いろいろな課題はありますが、路面電車には、ほのぼのとした温かい雰囲気があります。何より、上り下りしなくても楽に乗り降りすることができますから、お年寄りにも、障がいをお持ちの方にも、優しい交通手段です。
たくさんの課題や障害があることは事実ですが、次世代の移動手段として、LRTの導入を是非、考えていきたいものです。