先日、市役所で環境功労章をお送りしました団体に、「玉一アクアリウム」があります。
明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
表彰式の後、「明石川魚類オリジナル図鑑 2017年改訂版」をプレゼントされました。
開いてみて、驚きました。
明石川に生息する魚たちが写真、イラストとともに紹介されているのですが、その数は何と50種類近く。
たくさんの種類の魚たちが生息していることがわかります。
ニホンウナギは、上流には少ないながら成魚が、河口にはたくさんの幼魚がいるそうです。
準絶滅危惧種のヤリタナゴも最近見つかったそうです。
うれしいですね。
拙著「ひょうたん池物語」にも登場するドンコもいます。
有害外来魚であるオオクチバス、ブルーギルの駆除に積極的に取り組み、料理して食用にしているとのことでした。
このような活動の結果、有害外来魚が減り、在来の魚が増えていると書かれてありました。
とても素晴らしいことだと思います。
すべてのページに目を通しましたが、単なる解説ではなく、それぞれの魚たちの最近の生息状況について、実体験に基づいて記されていて、感銘を受けました。
この素晴らしい活動を後輩たちに引き継ぎ、明石川をさらに魚影の濃い豊かな川にしてほしいと願っています。