久元 喜造ブログ

住吉神社「茅の輪」くぐり

きのうは、西区の、西神南、平野、そして、押部谷にお邪魔しました。
西神南は、ニュータウンですが、平野と押部谷は、農村地帯です。田圃では、稲がすくすくと育っていました。
押部谷では 住吉神社 にお参りしました。

130727

住吉神社 は、奈良時代、8世紀末に創建されたと伝えられる、由緒ある神社です。
ちょうど、夏越祭と万灯祭が執り行われていて、 境内には、たくさんの燈が掲げられていました。

万灯祭の舞台で、挨拶をさせていただきました。
西区に伝わる、住吉神社をはじめ、貴重な神社仏閣、祭礼、民俗芸能をしっかり守り、未来に引き継いでいきましょう、と呼びかけました。
神戸には、貴重な有形、無形の文化財があります。
文化財をさらにしっかりと守り、将来の世代に引き継いでいくことが出来るよう、行政とのしての取り組みを強化していきます、と、お話させていただきました。

境内には、「茅の輪」がしつらえられてありました。
『備後風土記』によると、素盞嗚命(すさのおのみこと)に、旅の宿を提供した蘇民将来が、 教えに従って腰に茅の輪を下げたところ、その子孫に至るまで厄疫なく立ち栄えたという記述があり、この故事にならい、茅の輪をくぐり、 罪の穢れや厄難を祓い落とすという神事が受け継がれてきたそうです。
私も、神主さんのあとに続き、しきたりに従って、茅の輪をくぐらせていただき、神社にお参りさせていただきました。