お盆休みも終わり、市役所もまた仕事モードに復帰です。
日本社会全体で「働き方改革」が求められている中、神戸市役所でもこの改革に本気で取り組む必要があります。
職員のみなさんには、勤務時間内に高い成果を挙げ、市民サービスと行政水準の向上につなげるとともに、早く帰宅し、家庭や地域での役割もしっかり担ってほしいと思います。
私は、市長に就任してから、市役所改革を進めてきましたが、なお不十分であることを痛感しています。
少し前になりますが、職員満足度調査を行ったところ、煩雑で膨大な事務作業、時代にそぐわない理不尽な慣行、長時間勤務、業務量に対する不公平感、コミュニケーション不足、変わらない状況に対する閉塞感・・・など、職場の環境に対するさまざまな課題や意見が寄せられました。
「働き方改革」は、職員全員で取り組む必要があり、全員の取り組みを後押しし、支援する「働き方改革推進チーム」を行財政局と企画調整局で結成することにしました。
また、外部の目を取り入れながらで改革を進めるため、新たに民間人材を登用することとし、 ICT業務改革専門官として、砂川洋輝氏を任命しました。
砂川氏は、民間企業での勤務を経て、ごく最近までフィンランド市の市民サービスの改善プロジェクトにも従事した経験があります。
ICTに関するスキル・ノウハウを活かして、民間の視点から課題と原因を分析し、解決方策について助言してもらいます。
何よりも大事なことは、職員のみなさんが、ただ不満をぶつけるのではなく、自ら考え、討議し、実践していくことです。
強い当事者意識を持って取り組んでいただきたいと、強く望みます。