ポートライナー、六甲ライナーの学割拡大を、木曜日の 定例記者会見 で発表しました。
通学定期の運賃を引き下げ、平成29年4月から適用します。
今年に入り、両ライナーを運行している㈱神戸新交通から財務体質改善の報告を聞き、その努力に感謝するとともに、利益を利用者に還元する方策について両者で検討してきました。
一律に運賃を値下げする方法も考えられましたが、この場合の引き下げ幅はごくわずかです。
むしろ、神戸2020ビジョンで明確に示していますように、子育て世代や若者に対する支援を重視するという立場に立てば、通学定期の引き下げが適切なのではないかという判断に立ち至りました。
対象は、小中学校、高校、大学、短大、特別支援学校などで、カネディアン・アカデミィ、ドイツ学院、神戸動植物環境専門学校なども含まれます。
引き下げ幅は、約2割です。
たとえば、通学定期2区の3か月定期は、現在、16,880円ですが、これを、13,510円に引き下げます。
年4回購入すると、年間、13,480円、運賃負担が軽減されます。
この引き下げにより、通常運賃に対する割引率は、68%~73%となり、阪急の約80%、阪神の約73~80%には及ばないものの、山陽電鉄の約70~74%、神戸電鉄の約67~72%とほぼ同じ水準になります。
引き続き、各分野における子育て世代への支援措置の拡大に努めていきます。