去る3月12日、13日、神戸文化ホールで、「オペラde神戸」事業、歌劇『蝶々夫人』が上演されました。
主催は、神戸市、神戸市民文化振興財団、神戸市演奏協会。
プロデュースは、井上和世さんです。
月刊「音楽現代」5月号では、グラビアでこの上演について紹介されていました。
蝶々夫人を演じた並河寿美さん、ピンカートン役の藤田卓也さん、シャープレス役の萩原寛明さん、スズキ役の名島嘉津栄さんに、それぞれ賛辞が贈られるとともに、「地元の合唱団が見事だったし、子どもの健気な演技も光っていた」と評されています。
演出については、次のように記されています。
「井原広樹の演出は、いつ見てもよく練られた舞台を創り出している。今回も全幕を通して中央に据えられている素通しの家屋を回転させていろいろな場面に対応させ、簡素な舞台を動きのあるものにしていたのが印象に残る。秀逸な発想であるし、照明も生きてくる。美しい舞台だった」
同感です。
私はどういうわけか、第1幕はステージ上にいましたので、第2幕から鑑賞しましたが、本当に素晴らしい舞台でした。
神戸市民もたくさん参加し、一流の出演者のみなさんと一体となって、完成度の高いステージが現出していました。
記事を読み、改めて当日の熱気と感動を思い起こしました。