新しい年度に入り、きょうは、神戸市役所でも入庁式がありました。
新しい仲間を迎え、とてもわくわくしています。
社会のために、神戸のために役立ちたい、そして、そのことを通じて、自己実現を図ろうとするみなさんをしっかりと支えたいと思います。
もし仮に、
「神戸市役所は、安定していて、定時に帰れる楽な職場なのだろう」
という理由で選んだとすれば、それは大きな間違いであったことが、すぐにわかることでしょう。
私たちは、いろいろな意味で戦いをしています。
人口減少との、災害の危険との、環境に対する脅威との、公正と正義を阻害するあらゆる要因との戦いです。
新しい仲間のみなさんが神戸市役所という職場を選択されたことは、私たちの戦列に加わる判断をされたことを意味します。
戦いには困難を伴いますが、困難の克服は、決して孤独な営みではありません。
しっかりとチームを組み、新しい仲間たちが孤独感にさいなまれることなく、生き生きと使命を全うしていくことができるよう、最大限のサポートをしていきます。
いたずらに組織に迎合することなく、それぞれの持ち味を大事にしてほしいと思います。
ヴァイオリンにピアノの音が出せないように、自分の音色を変えることはできません。
自分という存在を大切にしてほしいと思います。
ひといろの価値観に染め上げられた、モノクロームの組織は弱いものです。
多彩な人材がそれぞれの音色を響かせ合って、豊かな響きが奏でられるような市役所にしていきたいと、改めて決意します。