久元 喜造ブログ

祝・デカンショ節 日本遺産認定

きょう報道されている産業革命遺産の世界文化遺産登録に比べれば、地味な話題なのですが、去る4月24日、文化庁は、 丹波篠山デカンショ節 を日本遺産に認定したと発表しました。
酒井隆明篠山市長をはじめ関係者のみなさまに、お慶びを申し上げます。

デカンショ節は、学生時代、 尚志館 でよく歌ったものです。
尚志館は、もともとは篠山藩主直系、青山家の私塾に由来し、社団法人「兵庫県育才会」が運営しています。
小田急線の参宮橋から坂道を上った、代々木の閑静な住宅街の中にあります。

私は、1972年(昭和47年)4月、大学入学と同時に尚志館に入寮しました。
寮生は、全員、篠山鳳鳴高校など兵庫県内の高校の卒業生でした。
今では行われていないと思いますが、入寮したての頃、夜、屋上に新寮生全員が正座させられ、上級生からの訓辞を聞いたものです。
出身高校も大学も違う寮生がともに暮らした2年間は、本当に楽しい日々でした。

下の写真は、3年前の2012年4月8日、代々木公園で花見をし、尚志館が懐かしくなって、酔っぱらいながら前を通ったときに撮った写真です。

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尚志館では、篠山鳳鳴出身の友人がデカンショ節をよく歌っていたのですぐ覚えました。

デカンショ デカンショで 半年暮らす   あとの半年 寝て暮らす

この後に続く定番の歌詞はあるのですが、何人かで、順番に替え歌を即興でつくって歌い継いでいったものです。

青春の想い出がいっぱい詰まった尚志館も、建物が老朽化し、建て替えられることになりました。
敷地の約半分を売却して建築資金をつくり、新しい寮が建設されます。
建物が二代目になっても、後輩のみなさんが尚志館でデカンショ節を歌い継いでいってくれれば、うれしいですね。