久元 喜造ブログ

今日は、統一地方選挙の投票日

神戸市内では、神戸市会議員選挙、兵庫県議会議員選挙が行われます。

2013年6月11日のブログ でも書きましたが、議会の役割は極めて重要です。
議会は、地方自治体の意思を決定する機関です。
議会を構成する議員は、住民の代表です。
直接住民から選挙された市長がいなくても民主主義は成り立ちますが、逆に、直接選挙された市長はいるけれども議会が存在しない自治体は、民主主義を体現しているとは言えません。

このように、住民の代表を選ぶ議会議員選挙はひじょうに重要な意味を持ちますが、残念ながらこれまでの投票率を見ると、市民の関心は高いとは言えません。
近年の動向をみると、平成11年(51.7%)、平成15年(46.83%)、平成19年(44.98%)、平成23年(42.04%)と、低下してきています。

我が国の選挙制度は、選挙運動に関する制約が大きく、候補者の政見がなかなか伝わりにくいという欠陥を抱えています。
候補者の名前を連呼するばかりの選挙は、変えていかなければなりません。
しかし、それでもほとんどの候補者は、ホームページを開設し、ご自身の政治姿勢やプロフィル、政策を掲載しておられますから、当選してからどのような政策を実現しようとしているのかの一端に触れることができます。

他人任せにしていては、住民の参画に基づく地方自治は成り立ちません。
議員としての責務をきちんと全うしようとする人物かどうかをしっかりと見極め、住民の権利を行使していただくようお願い申し上げます。