空家等対策の推進に関する特別措置法案が、11月19日に成立しました。解散直前、ギリギリ間に合いました。
神戸市でも、空家の総数は10万8千件を超え、13.05%にも及んでいます。老朽化し、危険な状態になり、周辺の住宅環境に悪影響を及ぼしているものも増えており、立法措置が待たれていたところです。
この法案は、危険な状態にあるなど不適切な管理状態にある空家を「特定空家等」と位置づけ、市町村長は、特定空家等に対して、除却、修繕、立木竹の伐採等の措置を執るよう、指導、助言、勧告、命令をすることができることとするとともに、行政代執行の要件を緩和しています。
また、空家の所有者を把握するために、固定資産税に関する情報を市町村が利用できるようにしています。
私は、法案成立を推進する立場から、関係する国会議員各位に強く働きかけてきましたので、今回の法案成立をたいへん喜んでいます。
法律に盛り込まれた規定を有効に活用し、自治体としての独自の対応も含め、老朽空家対策を強力に進めていきたいと考えています。
この法案の立案、成立に中心的な役割を果たしてこられたのが、空家対策推進議員連盟会長の宮路和明衆議院議員でした。これまで長くご指導をいただいてきました。
先日も、宮路代議士に法案成立をお願いしてきましたが、30分以上も時間をとっていただき、熱心に神戸の事情をお聞きくださいました。
宮路代議士は、12月14日の衆議院議員選挙には出馬されず、次男の宮路拓馬さんが出馬を表明されました。
私は宮路拓馬さんといっしょに仕事をしたことがありますが、総務省、広島市などで活躍された、優秀で明るく、誠実な人物です。
突然の選挙で大変でしょうが、ぜひ頑張っていただき、日本のために、鹿児島のために活躍していただきたいと願っています。