久元 喜造ブログ

神戸は過ごしやすい街。

きのうも、今日も、暑かったですね。
きのうは、公務はなかったのですが、それ以外の政務もあり、市内を歩きました。
「暑いですね」という声を何度もお聞きしました。
確かに暑かったです。
しかし、神戸の暑さは、関西のほかの都市に比べれば、ましだった方かも知れません。

気象台によると、昨日、6月1日の最高気温は、京都、36.0度。
これに比べ、神戸は、30.7度。
5度以上も低いのです。
ちなみに、大阪は、32.9度でした。
神戸と京都の最高気温が、5度以上あるということは、すごいことなのではないでしょうか。
神戸は、京都より、はるかに、涼しい街なのです。

さらに、統計を調べ、1980年から2010年までの、神戸、大阪、京都の、それぞれの最高・最低気温を比べると、
8月の最高平均気温は、神戸が31.8度、大阪が33.4度、京都が33.3度。
1月の最低平均気温は、神戸が5.8度、大阪が6.0度、京都が4.6度。

確かに、神戸も、夏は暑く、冬は寒いのですが、三都を比較しますと、相対的に、神戸は、夏は涼しく、冬は温かいことが分かります。
私は、長い旅路を経て、40年ぶりに、神戸に戻ってきました。
そして、神戸がいかに、気候的に恵まれた都市であるかを、身をもって体験します。
とくに、須磨、垂水、舞子あたりは、海風がそよぎ、陽光が燦々と降り注ぐ、穏やかな地域です。
気候的に恵まれていることは、地理的な優位性の具体的な現れかも知れません。
神戸は、この優位性を大切にしながら、街づくりや将来の都市像を考えていくことが大切なのではないでしょうか。