久元 喜造ブログ

国営明石海峡公園・春の息吹

きょうは、うららかな初春の陽射しに誘われ、北区藍那の国営明石海峡公園にお邪魔しました。
藍那の里のかなりのエリアが、公園に含まれています。
人工的な公園ではなく、里山の再生が公園整備のコンセプトになっており、園内に入ると、懐かしい里山の風景が広がります。
この地域は、昭和40年代に耕作が放棄された田畑が多く、園内では、その再生に向けた取り組みが、丁寧に行われていました。
ご案内くださった、田畑正敏所長さんは、公園の整備のみならず、生態系、植生、農業、民間習俗にも深い造詣をお持ちの方でした。

園内には、たくさんのため池が残され、ひとつひとつ、保存の手立てが講じられています。
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コクチバス、ブルーギルなど外来有害魚の駆除も含め、生態系の維持にも努力が払われていました。

残念ながら、園内にも、イノシシ、アライグマなどの有害鳥獣が繁殖しており、被害が目立っているとのことでした。
兵庫県、神戸市との連携のもとに、駆除も進みつつあるようで、最近、見かけるようになったというニホンジカへの対応も含め、地道が努力が求められます。

昔、前をよく前を通った、相談ガ辻の茅葺き民家の1軒が、園内に移築されていました。
所有者の方のご理解のもとに、新たな生命が吹き込まれようとしています。
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公園のオープンは、平成28年6月とのこと。
さまざまなNPOのみなさんとの協力関係も進んでいるようで、 開園に向けた努力が進められている姿を、目の当たりにすることができました。
ありがとうございました。