きょうは、北区の政策について触れてみたいと思います。
私は、小学校5年生の時に鈴蘭台に転居し、小部小学校、山田中学校、灘高校に通いました。自然あふれる田園風景や、茅葺民家などの歴史的資産が今も残り、私にとっては、馴染みの深い、心のふるさとです。
あれから、半世紀の歳月が流れ、北区の地域社会も大きく変わりました。
かつてのニュータウンでは、高齢化が進んでいます。区域が広く、また、地理的条件が多様な北区では、とりわけ、公共交通やインフラの確保・充実が重要なテーマです。
高齢者を対象に、神戸電鉄に新たな運賃値下げのための支援策を実施し、高齢者のみなさんの足の確保を図ります。また、兵庫県と連携し、北神急行への財政支援による運賃の引き下げを継続します。
そして、コミュニティバスの運行支援など公共交通機関の補完手段についても、地域住民のみなさんと取り組みます。
また、神戸三田線(有馬街道)の整備を進めて渋滞を解消し、区内主要道路の改良を行い、通行の安全を図ります。
北区では、農村部の活性化も大きな課題です。
都市近郊にある強みを活かして、都市住民との交流、市街地の小中学生の農業体験の受け入れ、農村地域への愛着を育みます。
また、北区産農産物の全国ブランド化や販路拡大に向けた新たな手法による支援を行い、消費拡大を目指すとともに、直売所の開設支援、「道の駅淡河」の直売所の拡充支援などを行います。
さらに、シニア層をターゲットとして、農村部での生活や農業への転職をプロモーションするなど、北区の農村部の担い手づくりに取り組みます。
鈴蘭台駅前の再開発については、にぎわいがあり、すべての人々にとり、やさしいまちの整備を進めます。
北区には日本三大古泉の一つ、「有馬温泉」があり、多くの観光客を集めていますが、さらなる活性化による集客増が必要です。有馬温泉への集客を増やすためには、自動車での来訪客に対する利便性向上は欠かせません。有馬温泉地域内で、自動車と歩行者のバランスを保った交通対策に取り組みます。
観光客向けトイレの整備、泉源の適正な管理、有馬温泉駅、域内の歩道、店舗等のバリアフリー対策など、観光客を受け入れるために地域住民の皆さんとともに取り組みます。
海外での有馬温泉のプロモーションを行うなど、外国人観光客の誘致を強化します。
詳しくは、久元きぞう 政策・北区 をご覧ください。