久元 喜造ブログ

地方選挙の低投票率①

12月14日投票の衆議院議員選挙は、投票率がどうなるのかが注目されますが、きょう取り上げるのは、地方選挙の投票率です。

尼崎市長選挙 25.69%、
福岡市長選挙 38.73%
新潟市長選挙 40.57%
和歌山県知事選挙 39.65%

最近行われた首長選挙の投票率は、高くはありません。福岡市長選挙には6人が立候補し、また、新潟市長選挙は激戦になりましたが、それでも40%前後の低い投票率でした。
私の 昨年の選挙 もやはり接戦でしたが、投票率は36.55%でした。

来年は統一地方選挙の年ですが、全国市区町村議会議員選挙で過去の推移を見ると、第1回(1947年)の81.17%、1959年が82.37%、その後は、1971年が77.65%、1983年が72.78%、1995年が59.61%、2007年が54.60%、直近の2011年が49.86%と、回を重ねるにつれ、低下を続けています。

国政選挙はどうでしょうか。
衆議院議員選挙は、前回(2012.12.16)は、59.32%で、戦後最低でした。また、前回の参議院選挙(2013.7.21)も、52.61%で、過去3番目の低さでした。
しかし、衆議院選挙で見ると、第43回(2003.11.9)は59.86%でしたが、次の第44回(2005.9.11)は67.51%、第45回(2009.8.30)は69.28%と、回復しており、参議院選挙を見ても、下がり続けているとは言えません。

このように、地方選挙の投票率は、総じて国政選挙よりも低い水準にあり、国政選挙が上下する傾向にあるのに対し、総じて低下して来ている傾向が読み取れます。
このブログでも、その要因や背景について、少しずつ取り上げてみたいと思います。