今日から「神戸ルミナリエ」が始まり、三井住友銀行前で点灯式が行われました。
17時46分、黙祷の後、組織委員会会長として、挨拶させていただきました。
「神戸ルミナリエ」が最初に開催されたのは、阪神・淡路大震災の年の12月のことでした。犠牲者の方々への慰霊と鎮魂の意を込め、また、神戸の復興・再生への夢と希望を託して行われました。
光の芸術が創り出す耀きが、未だ震災の傷跡が残る神戸の街を照らしだし、復興のために格闘していた神戸市民に大きな感動と勇気を与えました。
今回で20回目を迎える神戸ルミナリエ。
あの震災からもうすぐ20年の歳月が流れます。 当時、第一線で苦労された方々が少しずつ退かれ、それぞれの分野において新しい世代を迎えています。
きょうの点灯式には、毎年、最前列で静かに見守っておられた前兵庫県知事、貝原俊民さんのお姿はありません。
私たちは、改めて、想像を絶する困難と闘い、神戸の街の再生に尽力された先人の業績とご苦労に思いを馳せ、震災の記憶をしっかりと継承していかなければならないと思います。
作品のタイトルは、第1回と同じ「神戸 夢と光」です。
たくさんのみなさんに、光の芸術を楽しんでいただき、何かを感じていただければと願っています。