昨日まで、神戸新聞で全6回のシリーズが掲載されました。
「IT市役所 ミライ形」という見出しもつけられていました。
スタートアップ企業と市職員が一緒になって、地域や行政の課題を解決する取り組みです。
きっかけは、2015年6月、サンフランシスコに出張したとき、市の職員とスタートアップ企業のみなさんが議論をしている姿を見たことでした。
その生き生きとした、楽しそうな雰囲気にとても新鮮な感動を覚えました。
これを神戸で実現できないかと考えたのです。
長田区では、子育てイベントをスマホで見つけることができるアプリを導入しました。
すると、参加者が月当たり550人から800人へと、約1.5倍に増えました。
チラシでしか知ることができなかったイベントを、同じ悩みを持つお母さん、お父さんたちが知り、子育てに関するコニュニティが広がりつつあります。
20以上の窓口がある東灘区役所では、タブレットアプリを開発し、来庁者の窓口案内をデジタル化しました。
スムーズに案内することができるようになり、来庁者の案内時間は最大で約半分になります。
政府(Government)に技術(Technology)を積極的に取り入れようとする、GovTech(ガブテック)の動きが日本でも始まっています。
2月10日には、東京で他の自治体のみなさんとも議論するイベントを開催します。
地域や行政の課題への先端テクノロジーの活用は、市民サービスを向上させるとともに、スタートアップ企業のみなさんに活躍の機会を提供し、職員の発想を豊かにすることにもつながります。
これまでの成果を踏まえながら、今後さらにたくさんの業務に広げていきたいと思います。