久元 喜造ブログ

今回の豪雨災害への対応について


今回の豪雨により、西日本各地で甚大な被害が出ており、お亡くなりになった方々に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
神戸市内では降り続いていた雨も小康状態になり、今日の日曜日は、晴れ間も広がっています。
避難指示・勧告は順次解除しており、防災指令も午後5時に灘区を除き解除しましたが、天候が激変し、局地的な豪雨に見舞われる可能性もあります。
引き続き、気象情報に注意していただくとともに、新たな避難情報が出された場合には、速やかに避難するなど自ら身を守る行動をとっていただきますようお願いいたします。

今年は、1938年の阪神大水害から80年に当たり、私は今年に入ってから、折に触れ、当時の被害に言及してきました。
このときは、7月3日から5日までの3日間に、市街地で461.8㎜の雨量を観測し、当時の神戸市内で、616名の死者・行方不明者がありました。
今回の豪雨では、7月5日から7月7日深夜までに、当時を上回る466.0㎜(中央区三宮)を記録しましたが、人的被害は、現時点では、軽傷1名となっています。
長い間、国、兵庫県、神戸市が密接な連携の下に、砂防ダムの整備、急傾斜地崩壊対策など災害予防の取組みが営々と続けられてきた成果が現れているのではないかとも考えられます。
また、救助要請も多数寄せられましたが、懸命に救助活動に当たり、また協力していただきましたみなさまに感謝申し上げたいと思います。

人的被害は軽微であったものの、市内では多数の土砂崩れが発生し、灘区篠原台をはじめ大きな被害が出ている地域があります。
引き続き、災害復旧と被災者支援に全力で取り組みます。