昨日は、安倍晋三総理大臣が神戸にお越しになり、午前中は、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(CDB)を視察されました。
まず、松本紘理事長、濱田博司CDBセンター長、江藤浩之京都大学iPS細胞研究所副所長から、理研の研究概要やiPS細胞などを用いた再生医療、創薬の取組みについて説明を受けられました。
続いて、研究室に移動、網膜再生医療研究開発プロジェクトの髙橋政代プロジェクトリーダーから、iPS細胞を用いた臨床研究の進捗状況について、顕微鏡も覗かれながら、説明を受けられました。
その後、意見交換が行われましたが、私からは、神戸アイセンター の整備についてご報告いたしました。
安倍総理は、再生医療や創薬について幅広い知識と強いご関心をお持ちで、質問も多岐に及びました。
また、海外から優れた人材を我が国に招くことの重要性を指摘され、理研における海外からの研究者の在籍状況などについても質問されていました。
私に対しては、「外国人にとって神戸が住みよい街になるよう取り組んでください」と励ましてくださいました。
2年前、ブリスベンで開催された「アジア太平洋都市サミット」に参加したときに強く感じたことですが、アジア太平洋地域の大都市は、優れた人材をいかに呼び込んでいくのかについて強烈な問題意識を持っています。
「骨太方針2017」にもあるように、「企業における職務等の明確化と公正な 評価・処遇の推進、英語等でも活躍できる環境など就労環境の整備」とともに、自治体自身もしっかりと取り組んでいかなければいけないという思いを改めて強く持ちました。