久元 喜造ブログ

長田シューズ 復活の足音

1月12日の朝日新聞夕刊に、「神戸・長田シューズ、復活の足音 阪神大震災乗り越え」という見出しで、長田シューズの最近の状況が取り上げられていました。

もともと長田は、ケミカルシューズの一大生産拠点でしたが、震災で壊滅的な被害を受けました。
記事では、独自のブランドの立ち上げや後継者の育成により、活気が戻ってきていることが取り上げられていました。
最近相次ぐ神戸港復活の報道とともに、とても元気が出る記事でした。

長田シューズの生産量は、今でも震災前の半分以下にとどまっており、もちろんまだまだ課題は多いのですが、このように活気が出てきていることはとてもありがたいことです。
記事では、「職人技生かし独自色・高級化」という見出しも出ていました。
このような動きが出てきたひとつの契機は、平成26年3月に、「神戸シューズ」として地域団体商標登録が行われたことだったと思います。

最近では、業界団体と大丸松坂屋百貨店、くつのまちながた神戸㈱とのコラボによる「神戸シューズ」の販売が進められています。
また、昨年秋には、銀座ファッションウィークの一環として、プランタン銀座で「神戸シューズ」の販売催事も開催されました。
ワールド記念ホールで開催されている国内最大規模のファッションショー「神戸コレクション」へは、平成26年、平成27年と連続して出展されています。

神戸市としても、「神戸シューズ」を全力で応援していきます。