予定どおり出発したのに、アポ入れした時刻に遅れそうになり、慌てることがときどきありますが、その原因のひとつに、エレベーターがなかなか来ないことが挙げられます。
札幌市役所で仕事をしていたとき、4台あったエレベーターが4台とも1階にいたり、最上階にいたりして、不便なことこの上なく、庁舎管理担当に改善の検討をお願いしたところ、
「システムの変更に約2000万円ほどかかります」
と言われ、あきらめたことがありました。
神戸市役所もそうですが、大きなビルの中に入っている組織では、エレベーターをできるだけ効率的に運行し、職員や来庁者がスピーディーに移動できるようにすることが大切です。
このことは、職員・社員の業務効率を上げ、来庁者へのサービス向上につながります。
この点について、楽天の三木谷社長が、ご著書『楽天流』(4月17日のブログ で紹介)の中で、興味深いご経験を記しておられました。
「朝会」でエレベーターが大混雑し、全員が集まるのに30分もかかっていたので、エレベーターの停止階を1,2,3,5,7, 10,13,14,17,21階にし、残りの階には階段で歩くようにしたところ、エレベーターの待ち時間は5分に短縮されたのだそうです。
神戸市役所でも、昼休みなどにエレベーターがたいへん混雑し、満員になったエレベーターが次々に通過して、なかなか乗ることができないことも多いようです。
たとえば、混む時間帯は、特定の号機を偶数階停止、あるいは奇数階停止にするなど、何らかの工夫を行うことは考えられないでしょうか。
知恵を出し合い、エレベーターで気持ちよく移動できるオフィスづくりを目指したいものです。