久元 喜造ブログ

マイナンバーを使った総合窓口

マイナンバー制度の導入によって是非実現したいと考えているのが、区役所における総合窓口の設置です。
現在、10月から始まる番号の通知に向けて、準備を急ぐ一方、総合窓口の具体化について、庁内で精力的に議論を行っています。

現状では、役所の窓口は、手続きの種類ごとに分かれているため、それぞれの窓口に出向かなければなりません。
たとえば、子供さんが生まれたとき、肉親が亡くなったときなど、たくさんの手続きをしなければなりませんが、担当は分かれていて、それぞれの窓口に足を運ぶ必要があります。

マイナンバー制度導入後は、総合窓口に行けば、複数の手続きを、出来る限り1回で終えることができるようにします。

現時点で、総合窓口にまとめる方向で検討している手続きは、次のとおりです。

・住民基本台帳・戸籍(住民異動、戸籍届出、印鑑登録、各種証明書発行など)
・国民健康保険・後期高齢者医療(資格の取得・喪失、出産一時金・葬祭費給付申請、保険証再交付など)
・国民年金(資格の取得・喪失など)
・介護保険(資格取得・喪失、負担額限度認定申請など)
・保健福祉(児童手当申請、予防接種費用助成申請など)
・その他(火葬場使用許可申請、犬登録申請など)

このようにして、定型的な手続きは、総合窓口で完結できるようにします。
そして、個別に事情がある相談などについては、それぞれの担当窓口で、今よりも丁寧に対応できるようにします。
マイナンバーを使った情報連携が始まる平成29年度には導入できるよう、準備をすすめていきます。