久元 喜造ブログ

未来都市創造プロジェクトについて

久元きぞうの政策 ― 神戸は「安定した成長軌道」へ ― 」の中で、「神戸未来都市創造プロジェクト」を提案しています。
この「神戸未来都市創造プロジェクト」は、新神戸駅からフラワーロードを南下し、三宮駅周辺を取り込み、元町、旧居留地、元町商店街、さらにはハーバーランドまでをエリアとして、にぎわいづくりを進めるものです。

まず、先導的な取り組みとして、三宮駅周辺の再整備を進めます。三宮駅周辺は、神戸の玄関口にふさわしい風格のある都市空間の形成が必要です。
業務、商業、文化、観光などの機能集積と都心居住をうまく調和させながら、新たな魅力施設を加え、多彩な個性を磨くことにより、都市空間の質を向上させます。
三宮駅は、「神戸の玄関口としてのシンボル性」があり、「賑わいや活力を生み出す空間を形成」することを目指します。また、災害時や非常時における「一時避難可能な滞留機能」も重視します。

また、現在は、阪急からポートライナーへの乗換えが、経路が長いだけでなく、途中に階段があり、バリアフリー化されていないといった課題もあります。そこで、ホーム上空に「共同コンコース」を整備して、JRと阪急、ポートライナーが、上下移動することなく、同じレベルでスムースに乗換えができるようにします。これにより、乗降客が分散し、混雑の解消も図られます。
また、この「共同コンコース」から南北を望めば、海や山を借景とした神戸らしい美しい街なみが眺望できるようになります。

駅周辺はバス停が多く分散しており、わかりにくいです。バス停を駅周辺に集約して、わかりやすく、便利なバスターミナルにします。
駅北側の駅前広場は、現在とても狭いので、再開発事業などを用いて街区を大型化して、新たな駅前広場空間を創出するとともに、歩行者空間も充実させます。

居留地などにおいては、国際色豊かなオープンカフェやバル等を配した通りをつくったり、歴史的建造物やランドマークとなる公共施設などで夜間景観を演出するなどの魅力づくりにも取り組みます。

ウォーターフロントも含めた街なかの移動支援策として、人と環境にやさしいLRT(次世代型路面電車)の検討や、超小型モビリティ(電気自動車)の導入もすすめます。

このように、「神戸未来都市創造プロジェクト」の推進により、自然とまちが一体感を持った神戸らしい都市環境に磨きをかけ、「人が主人公の都市空間」を構築していきたいと思います。