振り返れば、2013年10月、私にとり最初の神戸市長選挙で、都心の再生と三宮再整備を公約に掲げました。
市長に就任してすぐに作業に着手し、市民のみなさんと対話フォーラムを開催するとともに、神戸の都心の「未来の姿」検討委員会で議論を開始しました。
このような経過を経て、2015年9月、「神戸の都心の未来の姿・将来ビジョン」、三宮周辺地区の「再整備基本構想」を策定しました。
神戸の玄関口である三宮を見違えるような駅前にしたい、そして三宮、ウォーターフロントを含む都心を、神戸の歴史を大切にしながら活性化したいという思いからでした。
三宮の駅前には、大阪の梅田周辺のような広大な未利用地はなく、一つひとつの施設を動かしながら再開発する手法を取る必要があり、初めから時間がかかることは覚悟の上でのスタートでした。
9年余りの歳月が流れ、今月号の神戸市広報紙では都心・三宮再整備の特集が組まれています。
かなり再整備の姿が見えてきました。
2021年月には、神戸三宮阪急ビルとサンキタ広場が開業し、サンキタ通りも昭和レトロの雰囲気を残しながらリニューアルされました。
2022年には、ビジネス街にある磯上公園内に磯上体育館がオープン、2023年には、東遊園地も見違えるように再整備されました。
今後も再整備の工事が続きます。
2027年には、西日本最大級のバスターミナル、大ホール、三宮図書館などが入る雲井通5丁目開発事業が完成する予定で、翌2028年には、神戸市役所本庁舎2号館再整備事業、さらに翌2029年には、JR三ノ宮新駅ビルの完成と続きます。
ほぼ予定どおり進んでおり、関係者のみなさんに感謝申し上げます。