久元 喜造ブログ

感染を避け、健康を守る。


関西三府県の知事は、共同して緊急事態宣言の解除を国に要請すると報じられています。
神戸市内の新規感染件数は、今日が6件、昨日が5件と明らかに減少傾向が見られます。
一方、神戸市内の病床利用率は、昨日時点で57%と、一時に比べ低下したものの依然として高い水準にあります。
今後緊急事態宣言が解除されたとしても、またその方向で検討が行われるにしても、一人ひとりが感染を避けるための行動は引き続き求められます。

新型コロナウイルスが我が国に入ってきて1年余り。
まだまだ分からないこともある一方、この間ウイルスの特性や治療法などについてかなりの知見が蓄積されてきました。
感染リスクを完全にはゼロにはできませんが、正しい情報に基づいて賢く行動することにより、感染リスクを大幅に下げることができます。
私たちの命や健康を脅かす最大の脅威とのたたかいは、これからも続きます。
同時に、私たちの健康を損なう要因はほかにもたくさんあることも事実です。
家の中に閉じこもっていると、感染リスクは下げられるかもしれませんが、心身の健康に良くない影響を与えます。
シニア世代が家でテレビばかり見ていると、心身が少しずつ弱り、フレイルと呼ばれる状態になっていく可能性が高くなります。
子どもたちが自分の部屋に籠りきりになり、スマホやゲームに依存する危険は繰り返し指摘されているとおりです。
少しずつ暖かくなるこの時期、マスクをつけ、周りの人との距離に気を付けながら、外で体を動かすことは、むしろ必要なことではないでしょうか。
海と山に恵まれ、公園も程良く整備されている神戸には、散策やジョギング、体操に適した場所やコースがたくさんあります。