久元 喜造ブログ

医療者応援ファンドご支援への感謝


新型コロナウイルス感染症の治療や予防の最前線では、医師、看護師などの医療従事者のみなさんが、命を守るために、昼夜を問わず奮闘されています。
とくに神戸では、市内の病院で院内感染が発生し、関係者は、過酷な状況の中で社会的使命を果たされました。
このような状況が報じられると、医療従事者のみなさんを支援したい、感謝の気持ちを届けたいという多くの声が寄せられました。
そこで神戸市は、(財)こうべ市民福祉振興協会と連携して「こうべ医療者応援ファンド」を創設しました。
上のロゴマークは、市内で活動しているデザイナー有村綾さんによるものです。
缶バッジも、 しあわせの村 の中にある障害者施設で製作されています。

寄付金の受付は4月21日から始まりました。
「ありがとう」「応援しています」「心から感謝します」という医療従事者へのメッセージとともに、多額のご寄付をいただき、5月の黄金週間明けには、3億円を超える寄付金が寄せられました。
少しでも早くご支援を届けるため、5月12日にファンド配分委員会を開催し、第1弾、3億円の配分を決定し、医療機関にお届けしました。
寄付金は、医療従事者への手当の加算、飲食等の提供、医療従事者の心と体のケア、家族への感染防止や仮眠のための宿泊施設の利用、その他勤務環境の向上に充てられています。
その後も、多くの寄付をいただいており、昨日6月11日現在、寄付金の総額は、4億7596万円となっています。
心より、感謝申し上げます。
今は小康状態にありますが、私たちは第2波の襲来に備える必要があります。
医療従事者のみなさんのご苦労が少しでも軽減されるよう、全力で取り組みを進めていきます。