神戸港開港150年の来年、新しい消防艇が就航します。
神戸市では、艇の名前を「たかとり」と決定し、きょう発表しました。
(「たかとり」のイメージ図)
現在、神戸市には2艇の消防艇がありますが、このうち「たちばな」の老朽化が進み、現在、新しい消防艇の建造を行っています。
そこで、新しい消防艇の名前をどうするのかについて、まず、消防職員に候補となる船名を募集し、100ほどの案が出されました。
そしてこれらの中から、現在の「たちばな」を含む5つの候補に絞り、12月1日から15日にかけて、広く市民に投票を呼び掛けてきました。
投票結果は、次のとおりです。
たかとり 248票
あじさい 230票
たかはま 127票
たちばな 119票
せんこう 85票
僅差でしたが、投票結果を尊重し、「たかとり」と命名することにしました。
「たかとり」は、神戸市の市街地西部の長田区と須磨区の境界に位置する「高取山」に由来します。
高取山は、古くから漁民や航海者の安全を守る守護神が座す御山(おやま)とされてきました。
また、神戸港沖からは高取山をくっきりと望むことができます。
神戸の風景、海と港の歴史を体現する名前だと思います。
消防局の関係職員の発案と工夫により、市民のみなさんの参加をいただき、新しい消防艇にふさわしい命名ができたことを喜んでいます。
就航式は、来年の3月を予定しています。