久元 喜造ブログ

マイクは大事、されど・・・・。

5月23日のブログ で、マイクのことを書いたところ、フェイスブックを含め、いくつかの味わい深いコメントをいただきました。
実際に会場の設営に携わっておられるみなさんによれば、マイクの不具合を完全になくすのは、そんなに簡単ではないようです。
「事前に何度もチェックしているはずなのに、いざ本番になったら、うまく行かない」こともあるようで、「裏方にとっては緊張の連続」だそうです。
「マイクについては本当に悩まされます。ワイヤレスならともかく、有線でさえ本番で調子が悪くなることがあります」
というコメントもありました。
そんな事情なので、「そこはひとつ寛容なお心でお許しいただきたいと思います。担当者は、相当へこみますので・・・」
というアドバイスも頂戴しました。

きょう、障害者スポーツ大会があり、開会式に出席したのですが、保健福祉局長の開会宣言のときに、マイクが入っていませんでした。短い宣言の3分の2は、まったく聞き取れませんでした。
開会式は和やかな雰囲気で無事終了し、マイクのことを覚えている出席者はほとんどいないと思います。ですから、担当者が「へこんで」いただく必要は、まったくありません。
ただ、やはりマイクのチェックは大事で、会場の設営に当たる方々には、マイクについて関心を払っていただくことが望ましいと感じます。

それにしても、マイクが入ってないことに気づき、すかさず、壇上に駆け上がってスイッチを入れた、女性幹部職員の行動は、本当に素早かったです。抜群の反射神経に瞠目しました。
「予期せぬ、好ましからぬ事態が出来した状況」を、広く「危機」と呼ぶなら、見事な危機管理対応でした。