久元 喜造ブログ

神戸市自治会連絡協議会総会

昨日は、神戸市自治会連絡協議会総会が開かれ、総会終了後にあいさつをさせていただきました。
地域のために献身的に活動されているみなさまを前に、感謝の言葉を述べさせていただきました。

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自治会は、幅広い活動を行っています。
ごみステーションの清掃、ごみ出しマナーの徹底、防災、防犯など、さまざまな分野で重要な役割を担ってきました。
高齢者の見守り、お祭りなどの親睦行事などを積極的に行っている自治体もあります。

地域社会は、地域のことを考え、行動するみなさんの活動によって支えられています。テーマによってさまざまな意見があるでしょうから、住民のみなさんの意見をとりまとめるのは大変です。
また、地域活動に関心を持たない、あるいは、忙しくて関心を持つことができない方も多いことでしょう。

このような状況の中では、自治会の会長さんなど地域のリーダーに大きな負担がかかることになります。負担が大きくなると、なり手が少なくなり、なり手が少なくなると、さらに負担が増す、という悪循環に陥る可能性もあります。

そのような悪循環に陥らないようにするためには、行政の側において、それぞれの活動の担い手に対して、果たしていただく役割を明確に伝え、その範囲を超えることについては、行政の側において責任を持って対応するようにすることが大切だと思います。

「無縁社会」などと呼ばれ、現在の地域社会はむずかしい状況にありますが、そのような中で地域活動を支えておられるみなさんに感謝の気持ちを忘れず、行政との間でさらによりよい関係を構築し、「顔の見える地域社会」をつくっていくことが求められています。