久元 喜造ブログ

案内板

神戸の案内板のお寒い現状

三田へ行くのに北神急行に乗ろうと、新神戸駅近くでタクシーを降りました。
入り口はすぐに見つかりましたが、そのとき目に入ったのが、下の案内板です。

地下に入る階段の上に掲示されています。

案内板

ごらんのとおり、書かれている文字は、消えてしまっていて、ほとんど判読が困難なのですが、よく見ると、

左側には、
「北野町 異人館通り 加納町 市バス (その下は判読不能)」
右側には、
「市営地下鉄 新神戸駅 北神急行 (以下は判読不能)」
と読めます。

看板が設置されて年月が経ち、文字が消えていったのでしょう。

新神戸駅は神戸の顔であり、このような案内板が長年、放置されてきたのは、たいへん残念です。
予算がないのかもしれませんが、神戸を訪れたみなさんに、こんな看板を塗り替えるお金もないのかと思われるのは、悲しいです。
市民のみなさん、神戸を訪れるみなさんの目に触れる案内板については、わかりやすく、そして、恥ずかしくないものにしていきたいですね。

東京などほかの街に住み、神戸に帰ってきた者のひとりとして残念に思うのは、神戸は、街の中の案内板が少ない上に、わかりにくく、デザインもふぞろいであるように感じられることです。

これでは、観光都市の、それこそ看板が泣きます。
また、長年、神戸に住んでいる市民にとっても、広い神戸の中で、これまであまり行ったことがない場所も多いことでしょう。
私たち市民が街を歩くとき、わかりやすい案内板があることは、とても大切なことだと思います。

文字が読めない案内板が放置されてきた背景には、維持補修費が年々減らされてきたことがあるのかもしれません。
経費の節減が続いてきたからではありますが、やはり必要な予算は確保して、あまりにもみすぼらしい現状は、ぜひ改善していきたいと思います。