久元 喜造ブログ

断固とした有害鳥獣対策を

私は、選挙期間中、北区、西区で有害鳥獣の被害が深刻になっていることを危惧してきました。
私のブログ「岩岡でも深刻化するイノシシの被害」では、及ばずながらお聞きした実態について触れさせていただき、「有害鳥獣対策に本腰を」 では、行政として対策を強化していく必要性について述べました。
そして、 私の政策 の中でも、
「農産物に大きな被害を与えるイノシシやアライグマなどの有害鳥獣対策を強化します」
と、掲げました。

こうしたお約束をできるだけ早く実施したいと思い、その実現を急ぎました。
そして、その具体策について、昨日、記者発表させていただきました。

そのひとつは、狩猟免許の取得費用に対する補助です。
免許取得後、神戸市内の猟友会に加盟し、捕獲に参加する人を対象に、取得費用のほぼ全額に当たる6万5千円を補助します。
ハンターのみなさんは、残念ながら減っていますし、高齢化が進んでいます。少しでもハンターを増やし、深刻な鳥獣被害の軽減に貢献していただきたい、という願いを込めました。
一斉捕獲期間の謝礼金も、1頭あたり1万円から2万円に引き上げます。

有害鳥獣の被害が増えていることの背景には、生態系のバランスが失われていることも背景にあると思われます。生態系の多様性とその維持も、あわせて図っていかなければなりません。

ただ、残念ながら、最近、若手の市役所のみなさんと意見交換をしますと、「迷惑している」、「ほどほどにしてほしい」といった意見があったことは、残念でした。
たぶん、もっと大事なことがあるだろう、われわれはそんなにヒマではない、市長の趣味に振り回されるのはたまったものではない、といった、私への反発があるのかも知れません。

先のブログでは、
「神戸でここまで被害が出ている現実は、あまり市民には認識されていないのかも知れません。西区や北区で、かなり大きな問題になっていることは、もう少し市民の間で共有されてもよいのではないでしょうか」
と、書きましたが、まず、市役所の中で、もっと理解が深まるようにしていかなければなりません。
自分の努力不足を反省するとともに、市役所のみなさんの理解を得ながら、前進していきたいと改めて決意しています。