久元 喜造ブログ

岩岡でも深刻化するイノシシの被害

昨日は、西区の西神工業団地の中を回り、ごあいさつさせていただいた後、押部谷の 六甲のめぐみ にお邪魔しました。
地元でとれた農畜産物を販売する、国内で最大級の直売施設です。生産者のみなさんと意見交換をさせていただきました。

続いて、岩岡町へ。
岩岡町では、岩岡工業会のみなさんにご挨拶をさせていただいた後、JA兵庫六甲岩岡支店にお邪魔しました。。
JA兵庫六甲岩岡支店には、農協市場館ピカリショップ があります。六甲のめぐみ  よりも先に開設された、直売施設です。
30歳代から70歳代までの、元気な女性生産者のみなさんによって運営されています。
短時間でしたが、意見交換をさせていただきました。

農業振興のほか、交通問題、保育所などについて意見が出されましたが、イノシシやアライグマが出没し、ここ岩岡でもかなり被害が出ている状況が報告されました。
イノシシによる被害が目立ってきたのは、ここ数年のことのようです。
イネや野菜、果物などが幅広く被害を受けているとのことでした。
イノシシが出没するのは、ポンプ池と呼ばれる池の近くの山林だというお話を聞きましたので、さっそく出かけることにしました。

ポンプ池と呼ばれる池は、池の水が山田川から送られ、ポンプアップして池に送られていることから、こう呼ばれるのだそうです。山田川の吞吐ダムから東播用水によって送られてきた水が、勢いよく吹き出ていました。
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イノシシは、池のそばにある林に棲みついているようで、近くの畑は、柵で囲まれていました。

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有害鳥獣による被害は、被害額がかなりの額にのぼっているということのほかに、丹精込めてつくった農作物が、ある日、見るも無残に荒らされて目茶目茶になるという、精神的なショックも大きいと思います。

やはり、本腰を入れた取り組みが求められていると感じました。