久元 喜造ブログ

神戸市中央卸売市場へご挨拶

きょうの土曜日は、朝から、兵庫区の 神戸市中央卸売市場(神戸本場) にお邪魔しました。
卸売、仲卸、関連業者のみなさんのお店を一軒一軒訪ね、ご挨拶をさせていただきました。

市場に来ると、いつもわくわくします。子どもの頃、魚屋さんがたくさんあった、湊川市場や東山市場に行くのが大好きでした。
札幌におりましたときは、札幌中央卸売市場 にときどき行きました。初競りに連れて行っていただいたことも、懐かしい思い出です。

しかしながら、今、どこの中央卸売市場も、さまざまな問題を抱えています。
水産物や青果などが市場を通さずに取引されるようになり、大手スーパーの取引の状況ともあいまって、市場の縮小が続いています。
しかし中央卸売市場は、神戸市民の台所であり、市内の中小小売業者の仕入れの場として、その役割をしっかりと果たしていくことが求められています。
神戸市は、市場の開設者としての責任を全うしていく義務があることも、当然です。

西区や北区の農業、また、神戸の水産業を活性化していく上でも、中央卸売市場の存在は欠かすことができません。
中央卸売市場、卸、仲卸、小売商店、そして、西区、北区の生産者が、連携しながら、国産の安全でおいしい産品を、市民の台所に届けていく、そして、そのような生産流通の営みを通して、神戸に、にぎわいと活気を取り戻していければと思います。

中央卸売市場本場には、これまでも何度もお邪魔していますが、改めて、市場を元気にするため、自分自身しっかりと考え、行動したいと思いました。。
隣には、イオンの進出が決まり、市場とイオンとの共存共栄関係を築いていかなければなりません。
難問山積ですが、それぞれの立場で知恵を出し合い、少しでもよい方向を見いだしていきたいと思います。