昨日、箕谷で開催された、山田民俗文化保存会の懇親会に参加させていただきました。
北区の山田町は、豊かな自然に恵まれるとともに、歴史ある文化遺産の宝庫です。
半世紀前から、住宅開発が盛んに行われてきましたが、今なお、数々の文化遺産が、地域のみなさんの力によって、大切に守られています。
山田民俗文化文化保存会(藤本昇会長)は、山田町に伝えられてきた文化遺産の保存、研究のための活動を続けられてきました。
一時は、会員数が15名前後だったそうですが、きょうは、50名を超えるみなさんが、総会、講演会、懇親会に参加され、活動の輪が広がっているようで、ありがたく感じました。
母校の山田中学校の隣には、天彦根神社があり、境内には、下谷上農村舞台がありました。
農村舞台は、その後、改修も行われ、ときどき、農村歌舞伎も演じられています。
山田川のほとりには、このほか、丹生山山頂の丹生神社、無動寺、六条八幡宮、七社神社などの寺社があり、祭りなどの民俗芸能も盛んです。
山田中学校校歌の二番は、
史跡豊けき里ぬいて
流れも清き 山田川
で始まりますが、まさに、山田川のほとりに広がる里は、史跡の宝庫です。
懇親会では、民俗文化保存会の活動のほか、今の北区が抱えるさまざまな課題についても、お話を聞かせていただきました。
ニュータウンが造成されてから歳月が流れ、地域社会は大きく変わっています。
神戸電鉄の乗客数も減少が続き、バス路線も廃止されたり、便数が減っている地域もあり、住民の足の確保も大きな課題です。
これらの課題に対して、真正面から向き合っていきたいと思います。