神戸市婦人団体協議会専務理事の妹尾美智子さんが、昨日、2月21日に逝去されました。
昨年12月、各区で開催された婦人市政懇談会総括集会では、元気なお姿で司会をしておられ、信じられない思いで、訃報に接しました。
同協議会の専務理事に就任されたのは、1960年のこととお聞きしておりますので、半世紀以上にわたり、神戸の婦人運動を率いて来られたことになります。
私が妹尾さんのお名前を初めて知ったのは、鈴蘭台に住んでいた、1960年代後半だったと思います。
婦人会の会合から帰宅した母が開口一番、「妹尾さんはすごい。切れる!」
と話していたのを記憶しています。
妹尾さんは、積極果敢に婦人運動、消費者活動、婦人の市政への参画などをリードされ、お名前は全国に知られていました。
一昨年、副市長として神戸に戻ってきてからは、直接、仕事などを通じ、妹尾さんのご指導をいただけるようになりました。
婦人市政懇談会などでは、軽妙洒脱な語り口で、和やかに会議を進行されていたお姿を想い起こします。
矢田立郎前市長が神戸新聞に、「数え切れないほどの宝を神戸の街に残していただいたことを決して忘れません」と話されていますように、妹尾さんのご功績は多岐にわたっています。
その中でも、神戸市室内合奏団、神戸市混声合唱団の活動を支援され、市民の間に音楽芸術が根付くのに大きく貢献されたことも忘れられません。
心より、哀悼の意を表したいと思います。