久元 喜造ブログ

深紅の薔薇に呼び起こされる記憶③

深紅の薔薇は、私の部屋を華やかに彩ってくれます。
名酒 HIBIKI を舐めていると、R.シュトラウスの歌曲に、確か、赤い薔薇を歌った曲があったのを思い出し、ラックから引っ張り出して、聴きました。

歌詞は、カール・シュテーラー Karl Stieler (1842 – 85)
作曲は、リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss (1864 – 1949)
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とても官能的な内容の歌詞です。

Rothe Rosen

Weißt du die Rosen, die du mir gegeben?
Der scheuen Veilchen stolze heiße Schwester;
von deiner Brust trug noch ihr Duft das Leben
und an dem Duft sog ich fest mich und fester.

君は覚えているだろうか? 君がぼくにくれた薔薇を
内気なすみれの姉妹であり、気高く情熱的な薔薇を
君の胸から その薔薇の香りが ぼくに生命を運んだ
そしてぼくは その香りを ますます強く吸い込んだ

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静かに、夜が更けていきました。