久元 喜造ブログ

トーテムポール跡記念碑

神戸市がシアトル市と姉妹都市提携を行ったのは、1957年のことでした。
私も、旧川池小学校で、シアトルの小学生と文通をしたのを覚えています。
そして、シアトル市との友好のシンボルとして、1961年、市役所の隣、花時計の横にトーテムポールが建立されました。
当時は大きく報じられ、話題になりました。 私も、さっそく見学に行ったのを覚えています。

月日が流れ、トーテムポールも老朽化が進みました。
関係者のみなさんで議論し、米国におけるトーテムポールの習わしに従い、土に還すことにしました。
「シアトルの森」がある森林植物園に移し、時間をかけて大地に還ることになります。

トーテムポールの跡地には、その写真を嵌め込み、両市、両市民の友情と交流を示す記念碑を建てることにしました。
温かな早春の陽射しが注ぐ中、昨日、除幕式が行われました。
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グリーンバーグ米国総領事、八木神戸・シアトル姉妹都市協会会長、レオンハート神戸クラブ顧問、山田神戸市会副議長をはじめとする関係者が出席され、和やかな雰囲気で式が挙行されました。

シアトル市は、航空・宇宙分野、医療産業、IT産業の発展が著しく、ビジネス交流に期待が持たれます。
新年度からは、シアトル市の事務所は廃止し、兵庫県ワシントン州事務所内に「神戸シアトルビジネスオフィス」を開設します。
神戸とシアトルとの交流は、新しいステージに入ります。