久元 喜造ブログ

海洋産業分野でのスコットランドとの連携


今年は、震災後スタートさせた神戸医療産業都市が20周年を迎え、次世代産業として、航空機部品、ロボット、水素エネルギー分野の産業育成に取り組んでいますが、さらに先を見据えると、海洋産業クラスターの形成が魅力のあるテーマとして浮上します。
2年前から、北海油田があり、海底資源探査など海洋産業が発達している英国スコットランドとの連携をスタートさせました。 昨年2月には、スコットランド有数の海洋産業・人材クラスターを形成しているアバディーン市のジョージ・アダム市長が来神され、また、7月には、スコットランド国際開発庁と共催で海洋ビジネスに関するセミナーを神戸で開催しました。

このような成果の上に、さらにスコットランドとの連携強化の方策を探ることとし、神戸市から経済界、学界、市会の関係者から成る訪問団を編成して、アバディーンを訪問しています。
きょうは、午前中、アバディーン市役所を訪問し、クロケット市長との間で、海洋産業分野のビジネス交流や人材育成に関する意思確認書を交換しました。


続いて、ロバート・ゴードン大学で行われたセミナーにおいて、私から神戸における海洋産業クラスターのポテンシャルなどについて説明し、神戸大学、参加企業の代表者からプレゼンテーションが行われました。

初めてアバディーンを訪れましたが、神戸にはない知見、テクノロジーと戦略、人材の厚みがあることがよく分かりました。
スコットランドとの交流を深めながら、神戸における海洋産業クラスターの形成に向けて具体化を図っていきたいと思います。