神戸市長久元 喜造ブログ

地下鉄海岸線・中学生以下は無料に。


7月から地下鉄海岸線で、中学生以下を無料にする社会実験が始まります。(利用方法
バラマキではないか、という批判がありうることを知りつつ、どうしてこの社会実験を始めたのか、記したいと思います。

地下鉄海岸線は、約2350億円の巨費を投じ、2001年に開業しました。
建設当時の予想乗客数は、1日当たり、13万8000人を見込んでいました。
それが、平成27年度の乗客は、4万5000人にとどまっています。
当然のことながら、膨大な赤字が続いています。

つくらない方がよかったという声もたくさんありますが、今さらそんなことを言っていても始まりません。
とにかく乗っていただくことが重要です。
海岸線の沿線には魅力的なスポットがたくさんあります。
子供たちに、そのような場所を巡って、楽しんでほしいと願います。
願わくば、沿線に住んでみたいという方が少しでも増えてほしいです。
また、子供連れのご家族で海岸線に乗り、街を回遊するみなさんが増えれば、地域の活性化にもつながります。

大事なことは、巨費を投じてつくられた貴重な社会インフラをどんどん使うという視点ではないでしょうか。
新しく社会インフラをつくることも大事ですが、インフラの整備が進んできた今日、それらをどう活用するかが問われています。
子供重視の視点に立った、インフラ活用の社会実験です。
実験に伴う減収見込みは、今年度、約1100万円です。

収支の根本的な改善のためには、沿線の需要喚起策が重要で、市街地西部の活性化策を引き続き実施していきます。