久元 喜造ブログ

「ポケモンGO」などスマホの進化に対する対応

昨日は、定例記者会見 で、「ポケモンGO」などスマホの進化に対する神戸市の対応について発表しました。
「ポケモンGO」には、いわゆる拡張現実(Augmented Reality)に関する技術が最大限応用されていますが、このサービスは、新たなコミュニケーションの場を生み出し、ビジネスの展開や観光など地域の活性化に関する新たな可能性を創り出す一方、危険個所への立ち入りや歩きスマホによる事故などを誘発させるおそれもあります。

「ポケモンGO」に象徴されるスマホの進化は、いわば私たちにとり未知の領域に属します。
衆知を結集し、今後どのような展開が予想されるのかを調査分析し、安全・安心、地域の活性化、子育て、教育など多様な観点から、自治体として適切に対応していくことが求められています。

そこで、まず、民間事業者、市民、職員から構成されるプロジェクトチームを設置し、「ポケモンGO」に関する事象などの情報収集を行うとともに、必要な対応の検討を行います。
また、スマホの進化が地域社会・地域経済にどのような影響を与えるのかについて、専門的、大局的見地から意見をいただくため、有識者会議を設置することにしました。

きょうは、神戸大学で武田廣学長にお会いし、品田裕副学長に有識者会議の座長にご就任いただくことになったお礼を申し上げました。
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これから進めるこれらの分野に関する調査研究についても、神戸大学の学際的協力を要請し、ご快諾いただきました。

また、今日は神戸大学大学院法学研究科で「地方自治体の統治構造と住民自治をめぐる課題」と題し、講義を行いましたが、質問がたくさん出て、うれしかったです。
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