久元喜造 神戸上昇気流メール Vol.80 (2026.8.19号)
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■ 久元喜造 神戸上昇気流メール ■ Vol.80 (2026.8.19号)
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◎クマの出没への警戒
全国各地でクマによる人身被害が相次いで報じられています。
神戸にとっても決して他人事ではありません。
6月11日の夕方、北区道場町の山林に神戸市が設置していたセンサーカメラに、クマの映像が映っていました。
ただちに兵庫県や警察と連携し、6月13日から捕獲檻を設置するとともに、周辺の駅などで注意喚起のポスターを掲示しました。
さらに7月18日の早朝、同じ道場町の山林で、再びクマの映像が確認されました。
県の森林動物研究センターに見ていただいたところ、大きさなどから6月に撮影された個体と同一である可能性が高いとのことでした。
現時点で被害の報告はありません。
確認場所の周辺には、センサーカメラを増設し、捕獲檻を追加で設置します。
7月9日の記者会見でお伝えしたとおり、監視体制をさらに強化します。
山間部のセンサーカメラを約200台増設し、合計で約500台とします。
山間部にこれだけの台数を配置する予防的な監視体制は、自治体としてトップレベルです。
あわせて、通学路や駅周辺、住宅地に設置している防犯カメラも、クマへの対応に活用します。
市域全体にネットワークを張り巡らせ、早期に動向を把握し、速やかに対応する体制を整えます。
なお、センサーカメラの増設費用の一部に充てるため、ふるさと納税を活用した寄付を9月27日まで募集しています(返礼品はありません)。
神戸市では、これまでのところ、カメラによる監視体制が有効に機能しています。
北区の山間部にお住まいのみなさん、このあたりを訪問されるみなさんには、冷静に、また緊張感を持って行動していただくようお願いします。
<神戸市北区道場町におけるクマの確認について>
https://www.city.kobe.lg.jp/a99375/362936214799.html
<クマ対策強化に向けたクラウドファンディングの実施について>
https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/20260630.html
<定例会見(2026年7月9日)>
https://www.city.kobe.lg.jp/a57337/shise/shichoshitsu/teireikaiken/r8/20260709.html
◎神戸電鉄との意見交換会
7月16日、兵庫区の「みなとがわホール」で、神戸電鉄の井波洋社長をはじめ幹部のみなさんと意見交換会を開催しました。
いま鉄道事業は、かつてない転換期を迎えています。
人口減少下での旅客需要の縮小、運転士など要員の不足、エネルギー価格や資材費の高騰が続いています。
鉄道事業者の経営努力のみに頼り、路線の維持や運営の責任を一律に委ねるという考え方は、もはや成り立たない時代に入ったのではないでしょうか。
鉄道は単なる民間サービスではありません。
通勤・通学を支えるだけでなく、高齢者の日常の移動、観光、地域間交流に寄与しています。
そして、駅を核とした住宅地の形成や企業の立地など、まちづくりと深く結びついています。
鉄道網は都市構造を支える社会基盤であり、その持続可能性を確保することは、自治体としても重要です。
このような観点から、神戸市は鉄道政策に積極的に関与してきました。
2020年には北神急行電鉄を市営化し、市営地下鉄北神線としました。
それまでは、谷上駅から新神戸駅までを北神急行が、新神戸駅から先を市営地下鉄が運行しており、それぞれに初乗り運賃がかかっていました。
市営地下鉄としての一体的な運行により、三宮・谷上間の運賃は550円から280円へと大幅に引き下げられました。
乗客数はコロナ禍以前よりも約5割増加しました。
路線の大部分が神戸市域を走る神戸電鉄についても、駅舎の建て替え・改修に対象経費の最大4分の3を補助するなど、支援を行ってきました。
2020年には沿線のリノベーションに関する連携協定を締結し、各駅が次々にリニューアルされています。
そして今年4月、同社の株式を取得し、神戸市は上位の株主となりました。
意見交換会では、これまでの双方の取り組みを共有したうえで、駅周辺の土地をまちづくりに生かすため、市有地などの不動産情報を共有していくことを確認しました。
また、神戸電鉄からは、新開地・湊川エリアの商業・業務機能に着目し、雇用機会の創出や、にぎわいづくりに関するご意見もいただきました。
神戸電鉄沿線は、ニュータウンの再生、里山・農村地域の活性化という神戸市の重要施策の主要な舞台です。
沿線が元気になれば、鉄道の利用者も増えていきます。
鉄道の維持を「誰かの責任」として押し付け合うのではなく、事業者、自治体、沿線住民が、それぞれの役割を担いながら連携して支えていくことが大事です。
神戸市の対応は予防的なものですが、鉄道の危機はすでに多くの地域で生じており、国の支援を抜本的に強化していただくことも不可欠です。
◎まちなかの温度を下げる
夏の猛暑は、年々厳しさを増しています。
もはや異常気象ではなく、超高温の常態化ともいえる段階です。
熱中症を賢く防ぎながら、街なかを歩けるような環境づくりも大事です。
このための対策として有効とされているのが、日射を遮ること、すなわち陰をつくることです。
神戸市では2023年度から「こうべ木陰プロジェクト」を進め、都心部での樹木の新植や土壌改良による木陰の拡大に取り組んできました。
今年度も、新たに10本を植え、30か所で土壌改良や植栽枡の拡大を行います。
歩道や広場には、空間的な制約から樹木を植えることができない場所もあり、そこで人工的な日よけの導入を進めています。
その一つが「スマートシェード」です。
建設局の共同研究制度を活用し、BXテンパル株式会社と共同で開発したもので、陽光センサーが一定の明るさを感知すると自動で開き、暗くなると閉じます。
また、風力センサーが秒速10メートル以上の強風を感知すると自動で閉じます。
従来の開閉式の日よけは、強風のたびに人手で撤収する手間が課題でしたが、この負担を大きく減らすことができます。
日照や風に応じて自動で開閉する日よけを公道上に設置するのは、日本で初めての取り組みです。
7月から順次設置を進めており、今年度は中山手3丁目交差点や磯上公園などに9基を設置します。
あわせて、磯上ロードには、レイアウトが柔軟なパラソル型の日よけを2基設置します。
このほかにも、路面が熱くなりにくい舗装を進め、微細ミストや噴水・水盤、座面を冷やすクールベンチなどを設置しています。
まちなかで涼むことのできるクールスポットは、地図で確認できる「クールスポットマップ」で公開しています。
そして、昨年もお願いしましたが、「こうべ打ち水大作戦」も続けています。
店先や玄関先に水をまくだけで、体感温度が約1.5度下がるといわれています。日差しの弱い朝や夕方が効果的です。
地域団体や事業者のみなさんには、のぼりやひしゃく、うちわなどのグッズを無料でお貸し出し・お配りしていますので、ぜひご活用ください。
技術も、一人ひとりの心がけも、まちを少しでも涼しくするための手立てです。
夏でも安心して外出できる環境をみんなで創り上げていくことができればと思います。
<高温常態化対策としてスマートシェードを設置します>
https://www.city.kobe.lg.jp/a48501/643135333106.html
<こうべ打ち水大作戦>
https://www.city.kobe.lg.jp/a73498/kurashi/recycle/heat/katemuke/uchimizu.html
<スマートこうべ クールスポットマップ>
https://smartkobe-portal.com/web/article/0000000204/
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久元きぞう後援会連合会にご入会ください(無料・連絡先の登録のみ)
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発 行 元:久元きぞう後援会連合会事務局
発 行 日:2026年8月19日(水)
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