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毎日新聞 令和2年11月20日(金)朝刊24面

久元神戸市長、2期目3年振り返る
医療産業都市「強み」に

 20日で2期目の市長就任から3年を迎えた神戸市の久元喜造市長が、毎日新聞のインタビューに応じた。新型コロナウイルス禍について「十分な対策が取れていなかった」と備えの不備を認める一方、350超の企業や研究機関が集積する医療産業都市を「強み」として挙げた。都心・三宮など市内各地で計画する駅前再整備については「予定通り進める」と強調した。

 市内ではサージカルマスクを18万枚備蓄していたが使用期限切れで、防護具や消毒液も不足した。2009年の新型インフルエンザ流行で、国内初の感染例が報告されてから市は対策を進めてきたが、久元市長は「どこか自分の所で(大規模な感染症の流行は)こないという風に思っていたのではないか」と振り返った。

 一方で、ロボットベンチャー「メディカロイド」(中央区)がPCR検査ロボットを開発したことなどを例に、医療産業都市の成果を強調。都市内にある市立医療センター中央市民病院に完成した臨時病棟について、遠隔モニタリングシステムなど「全国的に見てもパイオニア的な仕組みだ」と述べた。

 三宮の再整備では、JR西日本が建て替えを進める三ノ宮駅のビルについて、新型コロナの影響で都市計画決定が当初予定の20年度から21年度にずれる見通しだ。久元市長は「乗客数が減っており(計画の見直しでスケジュールが延期されるのは)やむを得ない」としつつ、再整備の核となるバスターミナルの整備は「国の直轄事業で基本的に影響は受けない」と強調。駅前の整備も含めて「コロナでまちづくりが遅れることはない」と話した。

【反橋希美】

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