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毎日新聞 令和元年11月20日(水)朝刊

就任6年 久元・神戸市長に聞く
負の遺産一掃する

 

20日で市長就任から6年となる神戸市の久元喜造市長が、毎日新聞のインタビューに応じた。市職員労働組合(市職労)などによる「ヤミ専従」や、市立東須磨小の教諭のいじめなど不祥事が2期目に入って相次いだことについて「(過去の市政の)負の遺産を一掃する」と改革の推進に意欲を示した。また、規制緩和が実現した神戸空港への交通アクセス向上に向け、年内にポートライナーの混雑緩和策を打ち出すと表明した。【反橋希美】

ヤミ専従、教諭いじめ「統治の問題」指摘

東須磨小の教諭いじめ問題では、校長間で教諭の異動を決め、市教委事務局が追認する「神戸方式」と呼ばれる長年の人事システムが注目を集めた。既に廃止が決まっているが、久元市長は昨年に明るみに出たヤミ専従問題とも共通するとして「ガバナンスに大きな問題があり、内部と世間との常識がずれている」と指摘。1969年から5期20年にわたる宮崎辰雄市長から踏襲された「労使共同決定方式」に触れて「素晴らしい実績を上げたが、世の中が変わり、かつての財産が負の遺産になった」との見解を示した。
 市教委改革では、市長部局である企画調整局に「教育行政支援課」を設置する全国でも異例の対応を取った。「(教育委員会の)独立性を侵さないようにしながら、ガバナンスの確立をどう応援するか考えた。試行錯誤している」と話した。

ポートライナー混雑 年内に緩和策

 他の課題としては、全国の都市部でも目立つ人口減少を課題に挙げ「神戸経済の発展が根っこになければならない」と大阪湾岸道路の西伸部整備や神戸空港の活用の重要性を改めて強調。三宮と空港を結ぶポートライナーの朝の混雑緩和策として民間バス会社がシャトルバスを運行してきたが「今までとは全く違うアプローチでバスを増便できないか検討している。年内には対策を進めたい」と述べた。

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