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神戸新聞 2020年(令和2年)10月23日(金曜日) 朝刊 1面

神戸市 新卒通年採用へ

来秋 大卒の留学経験者ら想定
全国自治体で初

 神戸市は2021年秋から、年間を通じて新卒職員を採用する「通年募集枠」を新設する。留学や研究活動などで通常の就職活動が難しい学生らに対応し、多様な人材を獲得する狙い。大学・大学院卒の通年募集は全国の自治体で初という。

 市が22日発表した「withコロナ時代に対応した神戸市人材獲得戦略」の一環。自治体の人材獲得競争が激化する中、民間企業の通年採用への動きや就活ルールの形骸化、採用のミスマッチの軽減なども踏まえて見直した。

 学生らに神戸市職員の仕事に関心を持ってもらうため、独自の短時間雇用制度も導入する。

 通年募集枠は年4回、試験をし、採用は4月か10月のどちらかになる。第二新卒も含めた27歳以下(大学院卒は29歳以下)が対象で、来年度は数人程度を想定。筆記試験は通常の公務員試験とは異なり、適性検査をする。

 毎年秋に実施していた社会人試験も21年度から春と秋の年2回に拡大する。

 通年募集枠など一部の試験では、全国各地で筆記を受けられる「テストセンター方式」やWEB面接を導入する。

 一方、大学生の短時間雇用は11月下旬から21年3月末までの期間で30人程度を募集する。最大2回更新でき、最長で2年半働くことができる。具体的な仕事内容は今後、人事課が決めるが、一般事務を想定。週9時間程度の勤務になる。時給は千円程度で、今月26日から募集を始める。

 久元喜造市長は「民間企業ではコロナへの対応も踏まえた変化がみられる。多様な人材獲得のため、受験者のニーズに対応した試験制度に変え、学生のみなさんに積極的にアプローチしていく必要がある」と述べた。

(石沢 菜々子)

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