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朝日新聞 令和2年11月21日(土)朝刊29面

2期目就任から3年
久元・神戸市長

自然環境生かした暮らし 提案
コロナ禍 助け合う市民つなぐ

 神戸市の久元喜造市長(66)が2期目の就任から3年を迎え、朝日新聞のインタビューに応じた。新型コロナウイルス禍でのまちづくりについて「大都市一極集中の価値観が見直される時代。六甲山や里山での自然環境を生かした暮らしに光を当てたい」と述べた。残り1年の任期で「これまで進めてきた施策によりスピード感をもって取り組む」とも語った。

―これまでの市政運営を自己採点すると

 60点です。今期は労働組合のヤミ専従の問題に取り組み、問題を是正することができた。ただ、市役所改革はまだまだ途上だ。市民に優しく効率的な市政ができるよう、市民本位の組織を目指し、今後も改革に取り組む。

―新型コロナの三宮再整備への影響は

 部分的な影響はあるかもしれないが、全体の計画は予定通り進める。特に、中央区役所と市勤労会館跡に建設予定のバスターミナルビルは、文化ホールなどが入る複合施設になる予定で、民間事業者の公募手続きが予定通り進んでいる。市役所2号館の建て替え、東遊園地とウォーターフロントの再整備も進める。三宮駅前からウォーターフロントまでの人の流れができれば、三宮は大きく変わる。

―コロナ禍で、大都市で暮らすことのリスクも顕在化した。市の戦略は

 六甲山や里山での職住近接の暮らし方を提案できる。神戸の特徴は、豊かな自然が市街地のすぐ近くにあること。ワーケーションやリモートワークなど多様な働き方が可能だ。北神急行電鉄を市営化したり六甲山に光回線を整備したり、今まであまり注目されてこなかった北部の地域に光を当て、活性化させたい。

―残りの任期で取り組みたい施策は

 市民が地域社会に参加する機会を増やしていきたい。コロナ禍では市民から「何か役に立ちたい」という声が多く寄せられ、「誰かの役に立ちたい」という機運が高まっていると感じる。助けを求める人と助けたいと思っている人をつなぎ、より多くの市民や企業、NPOに地域社会に参加してもらうことを、残り1年の自分の課題にしたい。

―再選への考えは

任期いっぱい全力で取り組み、しかるべき時期に判断したい。

(遠藤美波)

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