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毎日新聞 平成31年1月12日(土)朝刊

「試練越え新たな段階」 

神戸市長、課題解決に意欲

阪神大震災から17日で24年になるのを前に、神戸市の久元喜造市長が毎日新聞のインタビューに応じた。JR新長田駅周辺地区の再開発など街づくりについて「震災の試練を乗り越えて、新たなステージに入った。確実に高みに押し上げることが今の市政に求められる」と述べ、残された課題の解決に意欲を見せた。
震災で甚大な被害を受けた新長田駅周辺では、再開発ビル「アスタくにづか」に「KOBE三国志ガーデン」と、サブカルチャーをテーマにした商店街「神戸アニメストリート」がオープンしたが、それぞれ16年と17年に閉鎖。施設の方向性が迷走した点は否めず、久元市長も「試行錯誤した面もあった」と振り返った。今年6月に完成予定の県市合同庁舎について「1050人の職員が来ることで就業人口が震災前の水準に近づく。事務所や店舗の入居の問い合わせが相次いでいる。新長田全体が大きく変わると思う」と手応えも感じている。
被災者に最大350万円を貸し付け、滞納が問題になっている「災害援護資金」については「終局的解決のため、法的な枠組みについて、国会議員を中心に(議論が)進められている。理解が進んでいる」と語り、市としては引き続き国に免除を求める考えを示した。
また、台風21号など昨年に相次いだ自然災害について「防災コミュニティーを組織化して訓練してきた」と振り返り、震災後に培われた市民の防災意識が被害の拡大を抑えたとの認識を示した。

【目野創】

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