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毎日新聞 平成30年11月20日(火)朝刊

きょうで就任5年――久元神戸市長に聞く

復興から再開発事業へ
組織風土改革にも意欲

昨年の市長選で再選を果たし、今月20日で就任5年を迎える神戸市の久元喜造市長が毎日新聞のインタビューに応じた。9月に発覚した神戸市職員労働組合(市職労)役員らによる「ヤミ専従」問題については「深刻に受け止めている。長年放置されてきたのは、市長である私の責任だ」と述べ、市役所の組織風土の改革を急ぐ姿勢を見せた。まちづくりについては、1995年の阪神大震災からの復興が進み「新しい段階に入った」として、三宮再開発など大型事業に意欲を示した。

【目野創】

市職労の役員らによる「ヤミ専従」問題では、市の第三者委員会が近く、中間報告を提出する予定になっている。久元市長は初当選した2013年の市長選で市役所改革を公約に掲げており「明らかに『違法』なのに、おかしいことに対して、ものが言えない雰囲気が醸成されてきた。市民に向き合って仕事する市役所へ改革しなければならない。ヤミ専従は改革が実現されていない証左だ」と厳しい認識を示した。今月2日にあった市職労の元副委員長=同日付で辞任=らの記者会見に触れて「市の施策や課題を労使で協同して実施するという考えが色濃くにじみ出ている。本来あるべき姿から逸脱したのではないか」と述べ、労使関係が「なれ合い」に転じた点を問題視した。

まちづくりの動きは、この1年で加速した。三宮再開発では駅前にバスターミナルの建設や回遊性の向上を盛り込んだ基本計画をまとめた。鈴蘭台や西神中央など郊外でも区役所の移転などが進んだ。久元市長は「これまでは震災への対応や財政再建を優先せざるを得なかった。遅れていたが、今は新しいまちづくりが始動している」として、推進する考えを述べた。

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