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日経新聞(平成27年8月20日朝刊)に掲載されました

270820nikkei日経新聞(平成27年8月20日朝刊) 交遊抄
2人の改革派
久元喜造

 「改革派知事」として名をはせた2人に、折に触れて支えていただいている。1人が慶大教授の片山善博さんだ。自治省(現総務省)の2年先輩で、省内きっての論客。国会の根回しは資料も持たず、1人で議員会館を回っていた。東日本大震災が発生した時は総務相として、実に的確な指示をしていただいた。

 私が地元の神戸市長選に出馬したとき、支援者からも「知名度がない」と言われ、ふさいでいた。そんなとき「知名度がある人間しか当選しないなら新人は選挙に出られない。自信を持って前に進めばいい」と声をかけていただき、目の前の雲が晴れた。

 もう1人はやはり元総務相で日本創成会議座長の増田寛也さん.最初に接したのは建設省(現国土交通省)と自治省の利害がぶつかった地域振興の法案づくりの場だ。互いの上司が罵り合うほど激しく対立するなか、課長補佐だった増田さんと私が休日返上で調整した。この人なら信頼できるという安心感は今も変わらず、昨年から市の顧問をお願いしている。

 今は地方創生の先導役となられた2人だが、テーマによっては意見を戦わせている。それだけ東京一極集中の是正や地方の活性化は難しいということだろう。2人のお助けを受けながら、私も難題に立ち向かっていきたい。

(ひさもと・きぞう=神戸市長)

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