【政策4】市民が地域とつながり福祉と医療をはじめ安心してくらせる街に|第16代神戸市長 久元きぞう公式サイト -神戸上昇気流-

【政策4】市民が地域とつながり福祉と医療をはじめ安心してくらせる街に

神戸市の高齢化率は、23.1%と政令指定都市で4番目に高く、少子超高齢化社会が進展する中で、市民が安心して暮らせるようにすることは、地方自治体としての責務です。

特に、神戸市は阪神・淡路大震災を経験しており、命の大切さや人が地域とつながる施策を展開することに、どこの都市よりも重きを置き、市民の声に敏感にならなければなりません。これまで以上に、「市民が地域とつながり福祉と医療をはじめ安心してくらせる街」をつくりあげていきます。

高齢者、障がい者、児童などすべての市民が共助の精神に基づき、地域社会の中で支え合えるよう、きめ細かな施策による福祉のまちづくりを展開します。

高齢者の方には、介護福祉サービスの充実や施設整備などの要介護高齢者の支援に取り組むとともに、元気なシニア世代の力や経験を積極的に活用していただける仕組みをつくっていきます。また、障がいのある方には、地域で安心して暮らせるよう、障がいの理解を深め、必要なサービスを充実するとともに、自立支援として、神戸の特性を活かした障がい者就労の取り組み支援など、神戸らしい視点を盛り込みます。

さらに、市民が健康で長生きできるよう、質の高い保健・医療を提供するとともに、スポーツの振興や食の安全確保にも取り組みます。あわせて、近年、世界的にも問題になっている未知の汚染物質や病原菌などの危機管理対応に関しても、国との連携などを通じて、取り組みを強化します。

また、神戸市は、震災を経験した都市として、津波対策など全国の防災モデルとなるような安全・安心なまちづくりをすすめていく責務があります。あわせて、市民の貴重な財産である六甲山などの美しい自然環境と豊かな歴史遺産をまもるとともに、循環型社会をめざして、美しいまちの実現を図ります。

(1) 高齢者が地域とつながり いきいきと元気に暮らせるまちをつくります

高齢者がこれまで培ってこられた知識・経験・技能を積極的に地域福祉活動に活かしてもらい、お互いを支え合う共助のまちづくりを推進します。あわせて、高齢者が安心して住みなれた地域で医療・看護・介護・福祉の一貫した連携による様々な生活支援サービスを適切に受けることができるよう、地域包括ケアシステムを構築します。

いきいき生涯現役シニアを支援
これまで培われてきた高齢者の知識、経験、技能に加え、生涯学習などで得た知識、技能を活かして、積極的に地域・社会活動に参加していただけるような仕組みづくりをすすめます。

  • ●就労意欲と能力のある元気なシニア世代が、地域とのつながりの中で働き続けることができるよう、多様なコミュニティビジネスを支援します。
  • ●シニア世代の地域社会への参画や生涯学習への取り組みを支援するため、シルバーカレッジやNPOなどの活動を充実・応援します。
  • ●高齢者の生きがいと健康づくりをすすめる老人クラブなどを育成し、その運営・活動を支援します。
介護福祉サービスの充実
要介護高齢者などすべての高齢者が安心して生活でき、介護が受けられるよう、施設整備や介護支援サービスの充実を図ります。

  • ●高齢者の総合的な安心拠点として地域の取り組みを支援する、「あんしんすこやかセンター」をさらに充実強化します。
  • ●高齢者を対象とする介護予防について、新たに企業や大学と連携して多様な事業を展開します。
  • ●国の予防給付事業の見直しに対応するため、地域団体やNPOが提供する様々なサービスを活用して、地域で自立した生活が送れるよう、新たな仕組みづくりに取り組みます。
  • ●要介護高齢者の増加に対応するため、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどの施設・居住系サービスの整備を着実かつ計画的にすすめます。
  • ●高齢者が病院から在宅復帰する際など、安心して在宅生活を維持し、介護する家族の負担軽減ができる「定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスによる24時間サービス」の提供事業所を全区に拡大します。
介護サービスの質の確保・向上
高齢者が安心して介護サービスを受けられるよう、介護サービス提供者に対して研修の充実など人材の確保や育成を行うとともに、介護サービスの質の向上に努めます。

  • ●神戸市高齢者施設介護士認定事業や各種の研修などを充実させ、福祉・介護人材の確保と資質の向上に努めます。
  • ●介護サービス事業者に対し、定期的な実地指導、通報・苦情等に基づく立ち入り調査などを行い、介護サービスの質の向上に努めます。
認知症対策の拡充と高齢者虐待防止対策の推進
すべての高齢者が笑顔でくらせるよう、認知症高齢者対策を拡充します。

  • ●早期の段階から適切な支援を継続的に行う認知症初期相談支援チームの活用など、認知症高齢者対策を充実させます。
  • ●若年性認知症デイサービスモデル事業を実施し、正しい知識と理解に基づく支援プログラムを開発します。

(2) 障がいのある方が地域のふれあいの中で、安心して豊かに暮らせるまちをつくります

すべての市民が地域の一員としてお互いの個性を認め合い支え合う共生社会の実現をめざし、障がいのある方が地域で安心して暮らすことができるよう、必要なサービスの充実と障がいの特性をふまえた就労支援をすすめます。

身近な地域で安心した暮らしの確保
障がいのある方が身近な地域において安心した暮らしが確保できるよう、福祉サービスの充実に努めます。

  • ●障がいのある方が、生活介護など必要なサービスを身近な場所で受けられるよう、施設の整備をすすめます。
  • ●市営住宅を活用するなど、グループホームの整備を促進し、障がいのある方が地域で自立した生活が送れるよう支援します。
  • ●一般中学校を卒業する障がい児が増加する中、特別支援学校業務を所管する兵庫県に県立特別支援高等学校の市内設置を強く要請していきます。
  • ●今後、増加が見込まれている特別支援学校等卒業生への対応として、在宅の重症心身障がい者が活動できる場を充実します。
障がいの理解を深めてともに生きる社会を実現
障がいのある方が地域で安心して暮らせるよう、発達障がいや難病を含めて障がいの理解を深めるとともに、必要なサービスを充実します。

  • ●発達障がいについて、相談窓口を充実するとともに、関係機関とのネットワークをさらにすすめ、乳幼児期から大人までのライフステージに応じた支援に取り組みます。
  • ●難病者や高次脳機能障がいのある方について、国や県、関係団体と連携し、相談支援体制の強化や必要なサービスの充実に努めます。
  • ●障がいのある方がスポーツや文化に気軽に楽しむことができる場づくりや、スポーツを通じた健常者との交流機会を増やします。
障がいのある方の就労サポートにむけた取り組みの充実
障がいのある方が地域において自立した生活ができるよう、職業訓練支援、雇用確保の場づくりなどをすすめます。

  • ●「障害者就労支援センター」を拠点に、障がいのある方の雇用の場の確保に努め、就職や職場定着のための支援をすすめます。
  • ●授産商品の販路拡大に努めるなど、福祉的就労の工賃の向上を図ります。
  • ●特例子会社の誘致をすすめるとともに、引き続き市役所も含め障がいのある方が就職に向けて実習・訓練する場所を確保します。
  • ●農業分野での福祉的就労やパティシエ養成など、神戸の特性を活かした障がい者就労の取り組みを積極的に支援します。

(3) すべての市民が一人ひとり顔の見える地域社会の中で、お互いに支えあう福祉のまちをつくります

高齢者、障がい者、児童などすべての市民が地域社会の温かいふれあいの中で、地域の実情に応じて支えあう福祉のまちづくりをめざします。
また、生活に困窮された方の自立を支援するまちづくりをめざします。

地域福祉の推進
地域住民、社会福祉関係者等が相互に協力して地域福祉の推進に努め、福祉サービスを必要とする人たちが地域社会を構成する一員として日常生活を営み、そして社会、経済、文化に限らずあらゆる分野の活動に参加する機会を得ることができるよう、地域福祉を推進する仕組みづくりを推進します。

  • ●民生委員やあんしんすこやかセンターを中心に、友愛訪問グループなど地域コミュニティの中での見守り、民間事業協力者による見守りなど、重層的な地域見守り体制を充実します。
  • ●地域福祉活動を地域に密着して支援している全区の社会福祉協議会に「地域福祉ネットワーカー」を配置します。
  • ●ふれあいのまちづくり活動や民生委員・児童委員活動を支援し、地域福祉活動を推進します。
生活困窮者の自立支援
生活保護の適正な実施をすすめるとともに、就労支援などにより、生活困窮者の自立を支援します。

  • ●状況に応じてきめ細かく適正に保護を実施していくほか、区役所内でのハローワーク設置などの就労支援、保護世帯の中学生を対象とした学習支援による貧困の連鎖の防止など、被保護世帯の自立促進支援事業を充実します。
  • ●就労体験の少ない若者等を対象に、生活相談、就労体験などを行う「生活困窮者自立促進支援事業」をモデル的に実施します。
人権の尊重されたまちづくりの推進
年齢・性別・文化・身体の状況・国籍など様々な違いを超えて、互いに人権を尊重し、一人ひとりを大切にする意識づくり、まちづくりを推進します。

  • ●児童、高齢者、障がい者などすべての市民への虐待防止に努めるとともに、虐待の早期発見、早期対応に向けた体制強化を図ります。
  • ●神戸市バリアフリー基本構想に基づき、利用しやすく移動しやすい道路や生活関連施設などの整備をすすめ、「人にやさしい、人がやさしい」ユニバーサル社会の実現をめざします。
  • ●鉄道駅舎でのエレベータ設置等のバリアフリー化を推進します。
  • ●犯罪被害者やその家族が再び平穏な生活を営むことができるよう、支援団体と連携を図り、相談や支援内容の充実に努めます。
  • ●利用者が増加している成年後見人制度について、制度の周知と利用支援を図るとともに、新たな第三者後見の担い手となる「市民後見人」も継続して養成していきます。

(4) 阪神・淡路大震災の経験を受け継ぎ 市民にとって安全で安心なまちをつくります

阪神・淡路大震災を教訓にして、住宅や公共施設の耐震化や防災福祉コミュニティの充実など、今後予想される南海トラフ等の巨大地震に対する万全の備えを行うとともに、震災の経験を風化させないよう広く国内外に発信します。
また、地域活動の充実により防犯や防災など日常生活の安全、安心の確保をすすめます。

南海トラフ震災・津波対策の推進
新たな知見に基づき、市内被害の想定や地域防災計画の見直しをすすめるとともに、徹底的な減災と素早い回復に力点をおいた南海トラフ地震・津波対策を着実に推進します。

  • ●超広域大災害から市民の命と暮らしを守るため、防潮堤の再整備など津波防護対策に万全を期すとともに、避難マップや避難施設を整備し、高齢者や障がい者、帰宅困難者など全住民の避難対策をすすめます。
  • ●万一の被災時にも素早く社会経済活動を回復し復興する都市(レジリエント都市)づくりをすすめます。
  • ●地域防災の核をなす防災福祉コミュニティの充実のため、防災訓練や人材育成への支援を拡充します。
  • ●コンテナバースの耐震化により、地震・津波に強い港づくりをすすめるとともに、海岸保全施設の耐震化・津波対策について、国補助制度の創設を働きかけるなど、必要な対策をすすめていきます。
  • ●津波発生時における荷役中の係留船の安全確保や漂流物の警戒作業など、災害時における事業継続計画を策定し、災害に強い港湾をめざします。
  • ●スーパーコンピュータ「京」を活用した災害予測にもとづく安全対策を推進します。
震災の経験の継承と全国の被災地支援
阪神・淡路大震災の教訓を語り継ぐとともに、全国で大規模な災害が発生した際には、迅速な応援活動や復興支援を行うなど、震災を経験した神戸ならではの貢献に取り組みます。

  • ●阪神・淡路大震災20年の節目に、兵庫県とも連携して、市民活動主体の記念事業を実施し、震災の教訓を風化させず、防災・減災文化を神戸から国内外に発信します。
  • ●阪神・淡路大震災での経験やその後の被災地支援を通じて、神戸の市民・事業者・NPOや市役所が培ってきた経験を結集して、全国の被災地へ向けて神戸だからこそできる迅速で的確な応援活動や復興支援活動を展開します。
まちの安全と災害に強い都市づくり
家屋や公共施設の耐震化や長寿命化により、災害に強い安全なまちづくりをすすめます。

  • ●地震や津波、水害などあらゆる災害から市民の命と暮らしを守るため、防災基盤や地域の防災力の強化、行政の危機対応力の強化を図ります。
  • ●建物の耐震化や企業の事業継続の支援、ライフラインの確保、観光客等の安全対策をすすめます。
  • ●住宅の耐震化などの助成制度等の一層の活用を促進し、安全なすまいづくりを推進します。
  • ●民間による建物共同化をうながす助成制度などを導入し、密集市街地の危険性の低減に努めます。
  • ●高度経済成長時に建設され、老朽化がすすむ公共施設をしっかり点検し、維持補修のための予算を確保するとともに、着実な事業遂行により、保全や長寿命化を図ります。
  • ●子どもや高齢者など住民の安全・安心の観点から、住民のニーズをよく聞きながら、地域の歩道整備・道路補修に重点的に取り組みます。
災害時の要援護者支援事業
南海トラフ地震や局地的ゲリラ豪雨などの災害への備えの必要性が高まる中、災害時要援護者支援事業に取り組む地域を増やしていく必要があります。今後、地域の実情とニーズに合ったきめ細かな支援を行っていきます。

  • ●災害時要援護者支援事業に取り組む地域に対し、行動マニュアル化や行政の持つ支援情報の地域との共有をすすめるなど、地域の実情とニーズに合ったきめ細かな支援を行います。
  • ●災害時要援護者支援条例の制定を受け、要援護者支援に取り組む地域をさらに増やしていきます。
  • ●福祉避難所の施設数を増やすとともに、福祉避難所に指定されている地域福祉センターについて、段差解消、手すり設置などバリアフリー化を推進します。
日常生活における安心の確保
災害や犯罪などの地域住民の不安を解消するため、区役所の防災・防犯の取り組みを充実するとともに、地域活動を支援し、日頃の備えや対策を市民とともに考え実行します。

  • ●女性や子供への犯罪や高齢者の交通事故等を減らすため、警察など関係機関との連携を深めるとともに、地域の防犯活動への若い世代の参画を促進します。
  • ●地域での犯罪や交通事故、高齢化や子育てへの不安など、身近で切実な日常生活の様々な危機・不安に対する正しい知識や日頃の備えについて、ICTを活用して分かりやすい広報、意見交換(リスクコミュニケーション)に努めます。
  • ●住民の絆や事業者・NPO等との協力関係を深め、地域社会として対応していくことができるよう、コミュニティづくりや福祉活動の充実と一体的に安心施策を推進します。
魅力と活力にあふれた地域社会の実現
「顔の見える地域社会」の再生とネットワーク化に取り組みます。

  • ●地域がかかえる担い手不足等の課題解決に向け、行政の縦割りの弊害を解消するとともに、地域活動の拠点や地域事務局の設置に対して必要な支援を行います。
  • ●ネットツールをうまく利用して、地方自治の原点である「顔の見える地域社会」を内部から再生させ、それぞれの地域社会のネットワーク化をめざした必要な支援を行います。
消費者行政の推進
関係機関と連携して消費者教育に取り組み、「賢い消費者」を育成するとともに、生活情報センターの相談機能の充実により、消費者被害の防止に取り組みます。

  • ●神戸市消費生活会議の消費者教育部会を、消費者教育基本法に基づく消費者教育推進地域協議会として位置付け、取り組み等の検証・評価をすすめます。
  • ●消費者問題解決の専門家である消費生活マスター(コンシューマースクール修了生)を中心に、国、消費者協会、大学、事業者等と連携し、消費者問題の研究・課題解決の拠点づくりなど、神戸市ならではの特色ある取り組みを推進していきます。
  • ●巧妙化・多様化する悪質商法等を未然に防止するため、小・中・高校や大学、高齢者福祉施設等を通じて、メール配信、ステッカー配布などのライフステージに見合った啓発活動を推進します。
  • ●神戸消費者教育センターの機能を拡充し、賢い消費者をより一層育成します。
  • ●生活情報センターでの相談対応の充実と相談情報を活用した消費者被害の未然防止や拡大防止、早期救済に積極的に取り組みます。

(5) 市民の命と健康を守るため、食の安全を確保するとともに、質の高い保健・医療を提供します

新型鳥インフルエンザ、SARS、未知の病原菌、PM2.5などへの対応について、国と連携した監視体制を確保するなど、緊急的な危機に対する健康危機管理体制を強化し、市民の安全を守ります。
また、最先端の治療が可能となる医療機関の集積を活かした最新の医療の提供や、日本有数の救急医療体制の堅持、予防接種・検診事業の充実などにより、質の高い保健・医療を提供します。
さらに、市民の健康づくりとしてのスポーツの振興や、食の安全確保に取り組みます。

健康危機に対する危機管理体制の強化
緊急的な健康危機に対して十分な備えを行い、市民の安全を守ります。

  • ●市として災害拠点病院を指定し、災害時などに使用する救護所向けの薬剤機材などの備蓄を行う仕組みをつくります。
  • ●新型インフルエンザの発生に備えた行動計画を策定し、予防接種実施体制の構築などに取り組みます。
  • ●災害発生時などに人工呼吸器装着者が適切に対処できるよう、予備電源を確保するなどして、避難対策の支援を行います。
  • ●国と連携してPM2.5の監視体制を強化するとともに、未知の病原菌や有害昆虫への迅速な対応を行います。
安心の医療体制の整備
神戸の優れた救急医療体制を堅持するとともに、最新の医療を安全に提供し、病気やけがなどをした時に身近で安心して医療が受けられるよう、医療体制の維持整備に取り組みます。

  • ●医療産業都市において開発された最先端医療技術を、安全性・有効性の確保をしたうえで、高度医療として市民に提供します。
  • ●小児科救急も含め、夜間・休日診療の体制を強化・拡充します。
  • ●中央市民病院や西市民病院、西神戸医療センターなどの市民病院群においては、地域医療の中核を担い、救急・高度専門医療をはじめとした質の高い医療を提供します。
  • ●阪神・淡路大震災の経験をふまえ、兵庫県や災害拠点病院、医師会等との協力体制を強化するなど、災害時の医療システムの整備をすすめます。
  • ●40歳や妊婦を対象にした歯科無料検診を50歳・60歳に拡大し、全身の健康につながる歯の健康を守ります。
  • ●潜在看護師の復職支援を行う看護協会と連携して、看護師確保対策に取り組みます。
健康長寿のまちの実現
食事や運動などの良い生活習慣を身につけることで健康長寿のまちをめざします。

  • ●健康長寿日本一のまちをめざして、市民の健康データを活用し、病気の発症予防や重症化予防などの生活習慣病対策を実施します。
  • ●病気の早期発見・早期治療につなげるため、特定健康診査やがん検診を受けやすい体制を整備し、受診率の向上につなげます。
  • ●ロタウィルスなどを市独自の勧奨予防接種の対象とするとともに、水痘、おたふく風邪、成人用肺炎球菌、B型肝炎を早期に定期予防接種化するよう国に求めていきます。
  • ●違法ドラッグなどの薬物乱用の防止に向け、県や県警と連携した取り組みをすすめます。
  • ●若い世代のうちから正しい食の知識を身につけられるよう、食育の啓発に努めます。
  • ●たばこの健康に与える影響を教育・啓発し、受動喫煙防止対策に取り組むとともに喫煙率を低下させます。
スポーツ・レクリエーションの振興
市民の健康づくりのための環境整備をすすめるとともに、スポーツの振興に取り組みます。

  • ●市民に夢と感動を与える大規模スポーツイベントの誘致・開催に積極的に取り組みます。
  • ●市民がトップアスリートとの交流を通じて、スポーツに親しみ、取り組める仕組みづくりを行います。
  • ●神戸マラソンを継続開催するとともに、気軽に利用できるランニング・ウォーキングの場づくりをすすめます。
  • ●神戸ならではの毎日登山の促進や六甲山・摩耶山を活用した健康づくりを推進します。
  • ●六甲全山縦走を継続開催するとともに、看板の付け替えなどにより太陽と緑の道の整備をすすめます。
自殺防止を強化
市内で年間300人を超える自殺者を一人でも多く減らすため、関係機関と連携して防止活動に取り組みます。

  • ●いのちの電話の24時間化など相談機能を充実するとともに、うつ病の早期発見などに関係機関と連携して取り組みます。
  • ●自殺の危険の高い人の早期発見、早期対応を行うゲートキーパーの養成研修を、あんしんすこやかセンター職員、教職員など幅広い市民を対象に実施します。
食の安全を守る
日本各地や世界中から届けられる食品を安心して食べられる環境を守るには、生産・流通・消費の各段階で安全を確保することが必要です。食品に放射性物質やO157などの食中毒の原因となる生物、農薬や食品添加物などが含まれていないか監視する体制を充実します。

  • ●卸売市場やスーパーなどの小売店で販売される食品を検査し、放射性物質や残留農薬、食品添加物などの基準が守られているかを常に監視するとともに、結果を市民にわかりやすく伝えます。
  • ●食中毒発生防止につながるよう、最新の知見に基づく情報発信を行うとともに、関係機関とも連携し、食中毒発生時の被害拡大の防止やその原因究明を行います。

(6) 循環型社会をめざし、くらしの中の環境問題の解決をめざします

市民の高い環境意識の下で市民との協働をさらに強化し、ごみの減量・資源化の推進により、「低炭素社会」「自然共生社会」にも資する「循環型社会」の実現をめざします。
また、次世代の子どもたちが継続的かつ自発的にこれらの社会をつくりあげていくため、環境教育の推進、路上喫煙防止対策などを実施し、「美しいまち、安全なまち神戸」の実現をめざしていきます。

くらしの中の環境問題
神戸のごみ処理量はピーク時からほぼ半減し、また、家庭から排出される世帯あたりのCO2は政令指定市で最も少ないなど、市民の高い環境意識や日常の取り組みが「美しいまち神戸」づくりを支えています。ごみの減量・資源化をさらにすすめるとともに、環境教育、環境学習の推進や、路上喫煙防止対策にも引き続き取り組んでいきます。

  • ●ごみの分別収集等の一層の推進により、ごみの減量・資源化をすすめます。
  • ●ごみの減量・資源化を協働ですすめる「循環型社会」、エネルギーを上手に使い、快適性の享受とともにCO2排出量を最小化する「低炭素社会」などを実現する担い手を育てるため、わかりやすい環境教育を推進します。
  • ●市民が来訪者にも誇れる神戸であり続けられるよう、路上喫煙の防止をはじめとした「美しいまち、安全なまち神戸」の実現をめざします。

(7) 美しい自然環境と豊かな歴史遺産をまもります

緑とともに永遠に生き続ける緑生都市を基本理念として、美しい自然環境をまもるため、六甲山の森林整備と間伐材の活用促進、市街地での緑地空間の確保、田園ゾーン・里山の保全、茅葺民家、日本古来の在来生物の保存に取り組みます。

美しい自然環境を活かしたまちづくりの推進
六甲山系の「みどりのゾーン」、市街地の緑の「まちのゾーン」、西北神地域に広がる農地・里山などの「田園のゾーン」の3つのゾーンの特性に合わせた緑の施策を展開し、まち全体がいつまでも豊かな水と緑に包み込まれたまちをめざします。

  • ●緑地空間の確保が効果的に促進されるよう、市街地の民地における壁面緑化・屋上緑化・緑の配置を積極的に支援します。
  • ●自然環境を活かして、しあわせの森と国営明石海峡公園(神戸地区)の整備を推進します。
  • ●農地、畦道、ため池、里山等を、多様な生き物を育む田園環境として保全します。
  • ●里山の手入れや不耕作地での農業体験など、都市部と西北神地域との交流を促進し、西北神農村地域の担い手づくりをすすめます。
  • ●都市部の子どもたちの西北神農村地域での交流活動(キャンプ、ホームステイ、収穫体験等)をすすめ、“神戸の自然を愛する心”を醸成します。
貴重な在来生物の保全
神戸に生息する貴重な在来生物の保全に積極的に取り組みます。

  • ●神戸に生息する貴重な在来生物の保全・保護のため、有害鳥獣や外来生物への対応を強化します。
  • ●環境保護活動を行う地域団体に対する支援や、神戸ならではの環境教育の実践などにより、神戸が誇れる「自然共生社会」を築いていきます。
  • ●生物多様性の重要性について、市民への啓発を推進するとともに、NPO、企業など保全活動の担い手の情報交流の場づくりを拡充します。
六甲山の保全・活用
大都市近郊に豊かな自然を有する六甲山・摩耶山は、次の世代に引き継がなければならない貴重な財産であり、その保全に取り組むとともに、登山への関心が高まっている中で、グリーンツーリズムの適地としても活用できるよう、総合的な整備に取り組みます。

  • ●六甲山の防災性を高めるため、森林整備として間伐等を計画的にすすめるとともに、その過程で生じる間伐材を山上の燃料資源として活用するなど、バイオマスとしての有効利用を図る地域循環モデル事業を展開します。
  • ●官民による六甲山活性化に向けた組織体制を構築し、民間事業者とともに六甲山の森林整備をすすめます。
  • ●六甲山の登山道や森林の整備、森づくりに継続的に取り組めるよう、資金確保のスキームを構築します。
  • ●保養所の転活用など六甲山上地域周辺の活性化に取り組みます。
貴重な歴史遺産を将来に残すための取り組み
神戸市内には、史跡和田岬砲台や北区に750棟近く残る茅葺民家など、貴重であまり市民に知られていない文化財が数多くあります。神戸の歴史探訪、文化財めぐりバス、修理現場公開など、より多くの文化財を市民の皆様に広く知っていただくための活用・啓発活動を行うとともに、居住者、民間事業者が保存への取り組みをすすめるうえで、必要かつ有効な支援策を検討していきます。

  • ●茅葺民家の保存に必要な支援に取り組みます。
  • ●歴史遺産である神社仏閣、祭礼や民俗芸能など、貴重な有形・無形の文化財をしっかり守り、責任を持って将来の世代に引き継ぎます。
  • ●農村部の祭祀・伝統行事の担い手として、都市部の住民ボランティアの参画を促し、地域交流と農村文化の保存を推進します。
  • ●民間活力による伝統的建造物の保存の仕組みを検討します。
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