【政策2】世界に誇れる 夢のあるまちに|第16代神戸市長 久元きぞう公式サイト -神戸上昇気流-

【政策2】世界に誇れる 夢のあるまちに

神戸のまちは、世界に向かって常に未知の分野にチャレンジし、発展を遂げてきました。激しい都市間競争を勝ち抜き、市民が夢を持って生きていくためには、これからもこのチャレンジを続けていく必要があります。そのためには、優位性のあるプロジェクトやインフラを最大限活用することが何よりも近道になります。

まさに今、国では成長戦略が発表され、地方自治体のもつ優位性を勘案して、国の成長を先導する地域を指定したうえで、当該地域での取り組みが強化されようとしています。神戸には、神戸港、神戸空港、高速道路やハーバーハイウェイ、鉄道などの海、空、陸の交通インフラの結節点が都心部に近いという大きなメリットがあります。ポートアイランド第2期を中心に展開されている国家的なプロジェクトである神戸医療産業都市の中で、iPS細胞を使った再生医療など世界最先端の研究や、医療機器開発、新薬開発、さらにはスーパーコンピュータ「京」の利活用もすすんでいます。

明治の開港がそうであったように、神戸は、まさに日本の成長を牽引し、早期に国の成長戦略を実現するポテンシャルを十分に備えており、このポテンシャルを開花させます。

また、神戸の玄関口であり、全市への経済波及効果が高い三宮駅周辺においては、鉄道事業者から駅ビルの再整備計画が次々と表明されています。国や民間事業者による取り組みの機運を逃さず、新神戸駅からフラワーロードを南下し、三宮駅周辺を大きくエリアに取り込み、ウォーターフロント、旧居留地、元町商店街、さらにはハーバーランドをにらんだ将来ビジョン「神戸未来都市創造プロジェクト」をすすめます。

さらに、産学官による新エネルギーの実用化や次世代エネルギーの研究などエネルギー最先進都市としての取り組みや、ユネスコ・創造都市ネットワークにより認定されたデザイン都市としての事業展開など、神戸が持つ世界レベルの取り組みがすすめられており、今後こうしたポテンシャルを十分に活かして、世界に誇れるまちづくりをすすめていきます。

(1) 国家的なプロジェクトを活用して 最先端の医療や科学技術が発展する都市をめざします

国家的なプロジェクトに成長した「医療産業都市」の推進により、神戸にはiPS細胞やスーパーコンピュータなど医療・健康分野等の最先端の研究施設や医療機関、大学、企業、人材が集積しています。
今後は、特区制度も活用して一層の規制緩和を図り、21世紀の夢の医療と言われる再生医療などの先端医療サービスの提供による医療水準の向上と、医療機器・介護機器や医薬品の開発などアジアNo.1の医療クラスターの集積とともに、地元経済の活性化をめざします。
また、スーパーコンピュータ「京」の産業利用の促進により、神戸が得意とするものづくりをはじめ、医療や気象予想などの分野において、世界に貢献する画期的な科学技術の革新を図ります。

医療産業都市の推進
iPS細胞など生命科学分野の最先端の研究機関や大学、医療機関の集積により、先端医療技術を世界に発信し、神戸経済の活性化を図ります。

  • ●世界初のiPS細胞を利用した再生医療の総合的な研究・治療センターの設置に取り組むとともに、理化学研究所やPMDA(医薬品医療機器総合機構)との連携により、再生医療を世界に発信します。
  • ●スーパーコンピュータ「京」や西播磨のSPring8(大型放射光施設)、SACLA(X線自由電子レーザー)の活用により、患者一人ひとりに対応した革新的な新薬の開発を促進します。
  • ●産学官の連携により、全国に先駆けて、次世代バイオ医薬品の製造技術の確立と海外展開を図ります。
  • ●地元企業のものづくり技術を活用して、人にやさしいMade in KOBEの医療機器や医療ロボットの開発をすすめるとともに、医療技術もあわせて海外展開を図り、アジア諸国をはじめとする国際社会の医療サービス水準の向上に貢献します。
  • ●国の特区制度を活用して、先端医療の臨床研究の推進や国内外の医療関連人材の育成、スーパーコンピュータ「京」の産業利用などに関する規制緩和をすすめます。
  • ●ポートアイランドに立地する高度専門病院群“メディカルクラスター”の一層の集積により、国内外の患者を対象に医療サービスの提供を図ります。
  • ●子どもから大人までの希望者から得られる健康情報をスーパーコンピュータ「京」を用いて解析するなど、市民の健康予防に役立てます。
次世代スーパーコンピュータ「京」の活用
ポートアイランドに立地する世界最高レベルのスーパーコンピュータ「京」の活用により、新薬の開発や気象予想、新規材料開発などが可能となりました。地元企業による利活用を一層進め、神戸から世界に向けて画期的な技術革新や商品開発を促進します。

  • ●スーパーコンピュータ「京」やFOCUSスパコンの産業利用を促進し、地元企業の研究開発や新規事業創出を支援します。
  • ●スーパーコンピュータ「京」の100倍の計算能力を持つエクサ級スーパーコンピュータの神戸誘致に取り組みます。
地域の科学技術振興と将来の人材育成
産学官の連携により、地元企業の科学技術力を応用した商品開発を支援するとともに、将来を担う科学人材の育成に取り組みます。

  • ●市内及び周辺地域の大手企業の開発力と市内中小企業の技術力の融合により、世界市場に向けた革新的な商品・サービス開発のための支援策を実施します。
  • ●子どもたちの科学に対する興味を刺激し、将来の科学技術を担う人材を育成します。

(2) 神戸の物流や産業の基盤である神戸港を、世界と対峙できる国際コンテナ戦略港湾として国際競争力を強化します

かつて世界有数の港であった神戸港を、民間の視点も加えながら、アジア諸港や世界の港と対峙できる国際コンテナ戦略港湾としての整備、内航フィーダー機能の強化をすすめ、他港に流れている貨物を奪還・集貨し、西日本のマザーポートとしての地位を確立します。
また、神戸港を中心に港、空港、鉄道、高速道路などの交通インフラが都心で結節しているメリットを活かし、大型物流基盤施設の誘致・集積に取り組みます。

コンテナバースの高規格化による競争力の強化
2015年のパナマ運河拡張に対応した高規格コンテナ船の整備が世界のメガキャリアですすんでいる中で、港湾コストの縮減とともに高規格コンテナターミナルの整備をすすめることにより、コスト・サービス両面から国際競争力を強化し、神戸港の強みである基幹航路(欧州・北米)や成長を続ける近海航路の拡大をめざします。

  • ●高規格化によるリードタイムの短縮やターミナルリース料の低減などによる港湾コストの縮減により、他港との国際競争力を高めます。
  • ●世界の基幹航路接続港の標準である、水深16m、耐震岸壁・ヤード、22列の高規格ガントリークレーンを備えた高規格コンテナターミナルをポートアイランド第2期、六甲アイランドにおいて、順次リニューアルします。
神戸港の機能強化と物流拠点化
神戸港における集貨・創貨を促進するため、内航フィーダー網の充実と大型物流拠点施設の誘致、さらには埠頭会社の統合をすすめます。また、将来にわたる神戸港の競争力強化の大きな原動力となる海事人材の育成強化にも取り組みます。

  • ●西日本の物流拠点として、コンテナターミナルの後背地や臨海エリアへ、企業の大型物流・創貨施設の誘致・集積に取り組みます。
  • ●内航フィーダー航路を新規展開する船社・港運にインセンティブを与える内航フィーダー促進事業を継続・強化し、中国、四国、九州方面の内航フィーダー機能の整備・支援を行います。
  • ●民間視点によるコンテナターミナルの運営と経営基盤強化を図り、より広域からの集貨を図るため、神戸市がイニシアティブをとりつつ埠頭会社の大阪港との統合をすすめます。
  • ●子どもを対象にした海洋体験や神戸港の施設や仕事を体験する港内見学など、子どもたちが海や港を身近に感じられる取り組みをすすめ、将来の海事人材の育成をめざします。
広域幹線ネットワークの整備
関西全体の社会経済活動を支えるため、広域的に人・ものの交流を促進し、災害にも強く安全・安心を確保できる交通インフラとして、高速道路など広域幹線ネットワークの整備を国・兵庫県および他関係機関と連携を図りながら推進します。

  • ●大阪湾岸道路西伸部について、国際物流基幹ネットワークである港、空港の機能強化、都市間の渋滞解消、災害に強いまちづくりのため、国・兵庫県・他関係機関とともに整備推進に取り組みます。
  • ●新名神高速道路(市域)について、H30年度の供用をめざして、整備を推進します。
  • ●神戸西バイパスの未整備部分の整備を推進します。

(3) 神戸空港を活用して、神戸経済の活性化とまちのにぎわいづくりに取り組みます

間もなく開港10周年を迎える神戸空港が「都心に近く環境にやさしい海上空港」という利点を最大限活用するため、神戸空港の規制緩和を早急に実現し(便数制限の緩和、運用時間の延長)、利用者の利便性の向上を図るとともに、空港島の立地上のポテンシャルを活かして、空港やまちのにぎわいづくりに取り組みます。
また、現在のところ、関西空港に限定されている国際線について、神戸空港での就航を望む根強い声もあることから、今後の課題として取り組みます。

神戸空港の規制緩和の実現
都心に近く交通利便性の高い神戸空港の便数や運用時間の規制緩和は、神戸経済の活性化だけでなく、関西全体の航空需要を増やし、関西経済の活性化にも資するものであり、関西3空港一体運用も視野に入れつつ、規制緩和の実現に取り組みます。

  • ●医療産業関連の研究者など空港利用者からニーズの高い早朝便・夜間便の充実に向けて、運用時間の延長や現在1日30往復便に制限されている発着枠の拡大の早期実現に取り組みます。
  • ●規制緩和の早期実現のため、新関空会社のもとで経営統合された関空、伊丹と神戸空港も含めた3空港の一体運用を視野に入れるなど、様々な取り組みを精力的にすすめるとともに、増便や新たな就航路線の開設に積極的に取り組みます。
空港島のにぎわいづくり
空港島は神戸空港就航都市や関西空港からのインバウンド客の玄関口であると同時に、三宮まで約20分という極めて交通至便な所にあり、その特性を活かし空港島へのにぎわい施設の誘致や土地利用計画の変更等をすすめます。

  • ●医療産業都市のさらなる発展を見据えた関連企業等の受け皿として、積極的な誘致に取り組みます。
  • ●関西圏の空の玄関口に位置するという立地上のメリットを活用しながら、ビジネス(企業)、観光(集客施設)の両面で、一層の活用が図られるよう、民間 事業者からの提案や意見を踏まえつつ、土地利用計画を見直します。
  • ●空港ターミナルビルの活用方法の検討や高付加価値化により、空港島全体の活性化を図ります。

(4) 神戸の都心を大胆に活性化する「神戸未来都市創造プロジェクト」をすすめます

新神戸駅からフラワーロードを南下し、三宮駅周辺を大きくエリアに取り込み、ウォーターフロント、元町、旧居留地、元町商店街、さらにはハーバーランドをにらんだ将来ビジョン「神戸未来都市創造プロジェクト」をすすめます。

三宮周辺地区の再整備とターミナル機能の強化
神戸の玄関口・三宮周辺地区の再整備とターミナル機能強化は、その波及効果の高さから神戸のまちや経済全体を活性化するうえで不可欠であり、官民一体となって強力に推進していきます。

  • ●三宮周辺地区の再整備にあたっては、民間企業の動向も踏まえながら、行政が中心となって全体の整備プランを作成します。
  • ●JR三ノ宮駅ビルについては、交通結節機能(ターミナル機能)のさらなる強化拡充を図るとともに、シンボル性のある駅ビルとなるようJR西日本と協議していきます。
  • ●震災後長らく暫定利用であった阪急三宮駅ビルについては、本格利用に際し、シンボル性の確保と三層ネットワークに資するべく、新たな賑わいの拠点となるよう、阪急と協議していきます。
  • ●三宮駅と周辺の回遊性を向上させるため、新たな回遊拠点を整備するとともに、鉄道事業者の駅ビル整備や周辺での民間事業者の施設整備と連携し、三宮駅を中心とする地域の再整備に官民一体となって取り組みます。
  • ●バスターミナルの整備などにより駅周辺も含めたターミナル機能の一層の強化を図ります。
  • ●さんちか等の商業施設は、多くの来訪者で賑わう三宮の中核的な施設であり、民間活力導入も含めたリニューアルをすすめていきます。
ウォーターフロント地区の魅力向上
ハーバーランド〜HAT神戸に至るウォーターフロント地区において、umieやアンパンマンミュージアム、メリケンパーク、ポートターミナル、震災復興記念公園、神戸デザインクリエイティブセンターなどの施設をさらに活用し、ウォーターフロント地区内と三宮との回遊性を高めていきます。

  • ●歩いて楽しいウォーターフロントとするため、歩行者のための滞留空間の創出や歩道拡幅、新たなデッキの整備、自転車走行レーンの 整備などを総合的にすすめます。
  • ●シティループバスやウォーターフロントの集客施設等との連携により、回遊のための交通手段の再編をすすめるとともに、サインの充実などにより来訪者の回遊性を高めます。
  • ●人にやさしくシンボリックな交通手段としてLRT(次世代路面電車)などの導入を検討します。
  • ●新港第1突堤から第3突堤の基部の再開発を促進し、第3突堤のフェリーターミナルの再整備に着手します。また、第2突堤第3突堤基部の倉庫機能の港湾エリアへの機能移転をすすめるなど、民間が進出しやすい環境づくりに着手します。
  • ●震災復興記念公園周辺において、民間活力の導入による街づくりを推進するとともに、民間が参画しやすい環境整備を行い、ウォーターフロントに新たな都市機能の導入をすすめます。

(5) 「デザイン都市・神戸」を磨き、世界に発信します

「デザイン都市・神戸」の推進により、おしゃれで洗練された神戸のイメージにデザインの視点を加え、新しい都市像として世界に向けて積極的に発信します。

  • ●ユネスコ・デザイン都市のクリエイティブネットワークを活用して、世界のデザイン都市との交流を図り、神戸の魅力を世界に発信します。
  • ●デザインの力を活かして、創造的なくらしの実現や様々な地域社会の課題解決を図り、神戸流の生活そのものをデザインとして発信します。
  • ●KIITOに集うクリエイターと地元中小企業とのコラボレーションにより、デザインの視点を取り入れた新しい商品開発を推進します。
  • ●デザイン都市・神戸の顔として、三宮や都心・ウォーターフロントのにぎわいづくりに取り組みます。
  • ●市内の案内標示を飛躍的に増やし、デザイン性の向上に努めます。

(6) 環境貢献都市KOBEとして、地球環境や次世代エネルギー問題に先進的に取り組みます

二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスによる地球温暖化は、地球レベルの環境問題であると同時に、市民の健康や暮らし、防災、企業の経済活動などが将来にわたって直接影響を受ける、極めて日常的で深刻な問題です。
低炭素社会の実現に向けて、「スマートな省エネ」や再生可能エネルギーの利用拡大などによる「クリーンな創エネ」を推進し、温室効果ガスの大幅な削減を図るとともに、エネルギーの安定供給とコスト低減に官民一体となってチャレンジし、人に、自然に、地球に、未来に貢献する「環境貢献都市KOBE」をめざします。

高いレベルのCO2削減目標の達成
神戸市は国内トップクラスの導入実績(2012年度末約1万基)を誇る家庭用太陽光発電実績を持つと同時に、日本の縮図のような多様な地域特性や六甲山の豊かな自然、環境先進企業の集積などのポテンシャルがあります。
2030年において、国レベルの施策に、神戸独自の創意工夫で、さらに省エネ・創エネ施策を上積みして、高いレベルのCO2削減目標を設定・達成し、市民に健全な環境を提供するとともに、成功事例をビジネスチャンスの創出として国内外に発信し、地球温暖化防止に貢献します。

  • ●産学官協働で組織する「神戸市環境モデル都市推進協議会」等で研究をすすめ、「地球環境問題」と「ビジネスチャンスの創出」を両立させる持続可能なモデルを構築します。
  • ●モデル地区において、既存の電力網・通信網に太陽光発電・熱などの未利用・分散型エネルギーを活用し、エネルギー需給の平準化とコストダウン、災害時のエネルギー確保を図る「地域エネルギー・セキュリティ・マネジメントシステム(地域EMS)」を構築します。
  • ●市の公有財産(公共施設、廃棄物埋め立て処分地等)の民間事業者への賃貸促進、家庭用太陽光発電の助成制度の充実など、太陽光利用を促進します。
  • ●「陸上輸送から海上輸送への転換(モーダルシフト)」について、今後も積極的に取り組みます。
新しい代替エネルギーの利用検討とエネルギー最先進都市
エネルギー政策に関し、地方自治体、とりわけエネルギーの大消費地である大都市に求められる役割・責任は、①エネルギー消費をできるだけ削減する「スマートな省エネ」と、②地域特性を活用した再生可能エネルギー等による「クリーンな創エネ」であり、これらの着実な推進と、さらに新エネルギーの導入推進により、エネルギー最先進都市をめざします。

  • ●全国初の技術である「こうべバイオガス事業」について、洋菓子工場の残さ(スイーツ)や間伐材(グリーン)などといった神戸ならではの地域バイオマスを活用する「KOBEグリーン・スイーツプロジェクト」などの取り組みを一層すすめます。
  • ●エネルギーセキュリティ上の観点からも本市の大きな強みである石炭火力発電について、環境問題に配慮しつつ、高効率発電技術の利活用研究などに官民一体となって取り組みます。
  • ●安価で埋蔵量豊富な褐炭などから水素を製造・輸入して発電や燃料電池車等に利用する「神戸CO2フリー水素モデルタウン構想」の神戸での展開を推進します。
  • ●代替エネルギー開発、自然エネルギーの安定的・効率的調達、供給、利活用研究に向けた企業・大学の研究活動を支援(規制緩和・特区の活用)します。
  • ●地域における自然・代替エネルギーの地産地消の実現に向けた事業の提案及びモデル実施を国に対して提案します。
  • ●企業と大学・研究機関が共同研究を行う際の補助金(JST、NEDO、国プロなど)獲得に対して、側面支援(情報収集、地域貢献への参画、プロモーション等)を行います。
  • ●市内のエネルギー・環境関連企業などとの連携により、学校等での環境教育を推進し、子どもたちの環境・科学に対する関心を醸成します。
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